ORIGINAL
□赤い糸のかわりに。
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「もう卒業だね…」
「…もう…会えねーの？」
「…会える、よ…」
「…どーやって？」
「マナとタクミが…大人になった時に…また…会える時が、くる。くるよ、ぜったいに」
「………その頃にはもうおれがマナから卒業してるよ」
「じゃぁ…マナから卒業できない様に、タクミの第2ボタン、あずかっといてあげる…」
「…ハハっ、なんだよそれ」
「…タクミはマナから卒業したいの？」
「………そりゃぁ…したかねーけど」
「マナも、タクミから卒業したくないよ」
「……」
「だから…タクミの第2ボタンは……」
「…第2ボタンは？」
「マナとタクミをいつかひきよせてくれる、赤い糸のかわり…」
「赤い糸のかわり…」
「うん、マナずっとみにつけてるから…」
「…ずっとだぞ？」
「うん、ずっと」
「…マナ…」
「タクミ…ばいばい」
「…またな…マナ」
それは幼い2人の戯言。
になってしまうかどうかは誰も分からない。
コレから先、決まること。
(マナ…また、な…)
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→なにか