君僕

□隣の笑顔
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俺がずっと見てきた子。

好きだった子が、近くにいる。



「…雪」

「………ぇっ、あ、ご、ごめんっ…何?」


隣に並んで歩く彼女。
いつもぼやっとしているが…それさえも愛しい。



でも、ホントは知ってる。









「雪!」

「え、何?祐希くん…?」

「今度また本屋寄ろうよ」

「ぅ、うん!」











すぐ近くにいるはずなのに…………遠い。


 
 

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