SS

□腹痛によって恨みを買うこともある。
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ガタンッ


「「うぉっ!」」

「あー腹いてーな畜生。」

「だからっていきなりドラム缶蹴るなっつの!」

「そーだぞ!てか女の子がそんな乱暴な事すんな!
俺の女の子の夢を壊すな!」


「うるさい、そこの鮫とゲン。

だからあんたらはモテないのよ。」

「今の会話の要素のどこにモテねー理由があった!」

「女の子に夢みてるとこ。」

「夢みちゃわりーかよー!
どーせモテねーよ!」

「あーほんとお腹いたいんだけど。
鮫どーにかして。」

「それよりゲンどーにかしてやるわ。見てて不憫だ。」

「んなこと言ってるあんたも、
一人カラオケを喫茶店でやってる辺り終わってるけどね。」

「うるせーな、いいだろーが別に!
あれは俺の趣味なんだよ!」

「え、趣味なの?ひくー。」

「テメーなんでそんな人を怒らせられるんだよ!」

「あー、腹痛い。しねバカコンビ。」

「「だーれがしぬか!」」

「おい、うるせーぞお前ら。
もうすぐ龍ちゃん来る……
って、ごんべぇ。なんでこんな所で寛いでんだよ。」

「あら、十三。久しぶり。
相変わらず私といい勝負してるわね。」

「テメーと勝負してる覚えねーけど。」

「んなことより、
龍ちゃん来るっていった?
もうすぐ来るっていった?」

「あぁ、だから帰れ。」

「だれが帰るか変態やろー。」

「お前、年々口悪くなってねーか。」

「気のせいよ。
私は腹痛のなかこのバカ達の相手をしながら、それでも必死に何を待ってたと思う?」

「龍ちゃんってか。」

「そう!龍ちゃんよ!」

「腹痛なのにようやるな。」

「ほんと気が知れねーな。」

ごスッ

「おだまりバカコンビ。」

「「はい。」」

ブロロロ

「お、来たな。」

「あ!龍ちゃーぁあん!
ヘルプミー!
この野郎三人からヘルプミー!」

「俺らが助けて欲しいわ!」

「おう、今日も賑やかだな。」

「賑やかすぎて俺は疲れた。」

「大変だったな十三。」

「全くだ。」

「十三より私のが疲れてんの。」

「龍ちゃん、早くこっち来てー!」

「ぁぁ、ほら、」

「せんきゅー!これが一番効くんだよねー。」

「あ?それって、」

「え、それ、腹痛の薬か?」

「あぁ、そうだが?」

「え、龍信、それ持ってくるためにここまで来たのか?」

「あぁ。」

「てめっ!このアマ!
ウチの頭をパシるんじゃねー!」

「はぁ?!パシるならあんたら使うわ!
龍ちゃんは優しいから自ら進んで持ってきてくれたのよ!」

「電話の声が辛そうだったからな。
元気そうでよかった。」

「もう!龍ちゃん優しい!」

「取り合えず薬飲んだら少し寝た方がいいだろ。」

「はーい、おやすみー!」

「ここで寝るのかよ!」

「五月蝿い鮫やろー。」

「こっちの台詞だ!」

「ほら、もういくぞ。
寝してやれ。」

「たく、龍信はごんべぇにあめーよ。」

………………

「おい、ごんべぇ、まだ起きてんだろ。」

「んぁ、十三?ちっ、折角寝かけてたのに。」

「今度テメーが腹痛くなったら俺が薬持ってきてやるよ。
首洗って待っとけ。」

「………遠慮しときます。」

「遠慮すんなって、じゃあおやすみー。」

「………みんな龍ちゃん大好きだなぁ。」


(今度から龍ちゃん使うのやめよ。いや、使おうとか思ってなかったけどね!)







――――――――

ぶはー!
勢いでかきました製作時間二十分!

あれ、武装の皆さん頭大好きだからなめくさったごんべぇちゃんにに何しとんねん!みたいな感じです。笑


笑、じゃないですね、すみません。

こんな話も書いてみたかったんです。愛されるだけじゃーつまらんぜよ的な。



では!ここまで読んでくださってありがとうございました!
 

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