SS

□目に見えたはっぴーえんど
1ページ/1ページ

ヒロミとアパートの部屋が隣同士設定。











「ごんべぇ、
はよ。」
「おはよ、ヒロミ君。
今から学校行くの?」
「あぁ。」
「遅刻じゃない?」
「そういうごんべぇだって今から行くんだろ。」
「私は偶々だもん。
ヒロミ君いつもでしょ。」
「鈴蘭だからな。」
「鈴蘭だもんね。」
「そういえばこの前、アパートの前まで男きてたな。」
「あー、あれね。
告白されたの。」
「ふーん。そうなのか。」
「ヒロミ君だってこの前アパートの前に女の子来てたじゃん?」
「あぁ。お菓子もらった。」
「美味しかった?」
「ポンにやった。」
「そうなの?」
「好きでもねー奴から貰ったもん食べれないだろ。」
「ヒロミ君酷い。」
「酷くねー。」
「ヒロミ君彼女作らないの?モテるのに。」
「別に。お前こそどうなんだよ。」
「別にー。」
「今日迎えいくわ。松女まで。」
「え、いいよ。」
「何で。」
「ヒロミ君くるとみんなが叫ぶんだよ。
かっこいーって。」
「知ってる。」
「ナルシストめ。」
「事実だからな。」
「じゃあ近くの公園で待っててよ。」
「おう。」
「……今日調理実習でカップケーキ作るんだ。」
「へぇ、勿論オレにくれるんだろ?」
「自意識過剰。」
「公園で楽しみに待ってるわ。」
「うん。じゃ、また放課後ね。」






カップケーキ、食べてくれるの?
好きな子から貰ったものしか食べないんでしょ?

私も、自意識過剰になってもいいですか?









目に見えた、はっぴーえんど。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ