小説
□勿忘草〜一護Said〜
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この花の名は“勿忘草”
花言葉は
“私を忘れないで下さい”
死神と人間。
決して結ばれてはいけない二人だったからこそ、ルキアはこんな別れを選んだんだろう。
俺はこれからもルキアのことを忘れることはない。
こんな花なんか残していかなくたって、俺がお前を忘れるなんてあるわけないだろ?
またいつか戻って来てくれるのなら
俺はなんて言葉を贈ろう
「変なもん残していきやがって」
「忘れたことなんかねぇよ」
それよりも前に
「おかえり」
そう言って迎えてやろう。
終