文スト学園の日常。

□9話「お買い物」
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※鏡花視点


今日はナオミさんと出掛ける日。
私服を買いたいらしいけど……私で良かったのかな?
「お兄さんに頼んだ方が」
「女の子の服を買う時は女の子同士が楽しいですわ!」
即答された。
何となく嬉しい。


それから私達はデパートへと着いた。
可愛い服がたくさんある。
迷う。
私も買おうかな?
敦に見せたいし……。
「これなんて、どうでしょう?」


レースのついた服を持ってこられた。
あれ?
いつの間にか私の私服選びになってる?
「えっと」
「あ!こちらも良さそうですわ!」
どうしよう。


色々な服が目の前に持ってこられる。
ナオミさん……目的変わってる…。
言わなきゃ。
「あの」
「やっぱり、これが似合いそうですわ!というわけで買ってきますわね」
「え。でも」


「私のお買い物に付き合って下さるお礼です。ちなみに私も欲しい服、ありましたから大丈夫です」
ナオミさんはそう言って、微笑んだ。
ええと……確か、こういう時は…。
「ありがとう?」
「うふふ。良いですわ。では少しだけ待ってて下さいね。支払いしてきますわ」
買い物……楽しい、かも。
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