キリ番です!

□小さな手と横にある肩
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ヤマが小さくなった事件から数ヶ月・・・


元に戻ったヤマはその時のことでクルーたちから未だに生暖かい目でみられながらも頑張って生活している中

再びヤマに災難が降り掛かった。








「ど、どうしようハーロック!
おれ・・・ちっちゃくなってるよ!?」


「・・・」








ハーロックの足にしがみつくように助けを求める小さなこどもは、言うまでも無くヤマだ。


今回は今の記憶を持ったままの見た目はこども、頭脳は大人なコ○ンくんらしくちゃんとした考えは持っているがそのせいか今の現状に驚きを隠せていない。

だが、ハーロックはそのことより気になったことがあるらしくヤマと同じ目線に立ち平然と尋ねた。








「ヤマ、服はどうした?」


「ぇっと・・・ズボンがおっきくてうわぎだけ、はおってきた。
せんたくたいへんなのに、うわぎひこずってよごしちゃったよ・・・」


「こども服ならある。
こっちへ来い」


「は、ちょ!?」








ハーロックに抱き上げられたヤマは抵抗する間も無く連れて行き、ヤマの着ていた服を脱がすとこども服に裾を通した。








「・・・なに、このかっこー?」


「猫だ」


「うん。おれがいいたいのはそーいうのじゃ、なくって!
どうしてハーロックがもってるの?」


「前に買った。
安心しろ、大人版もある」


「あんしんしない!!!」








ハーロックの着せた服は猫耳フードのこども服で、ヤマは可愛く変身した。


そのことに満足したハーロックは再びヤマを背負い、暴れるヤマを言いように背負い直してやる。

一方床から離れたヤマは、普段の景色と違い全てが大きく見えるせいでハーロックの身体にしがみつく。








「ちょ、こわいっ」


「大丈夫だ。
しっかり捕まっていろ」


「ま、まってハーロックぅうぅうううっ!!?」









物凄いスピードで走るハーロックはヤマをしっかり離さないようにしながらアルカディアを回ったが、小さなこどもを背負ったハーロックを見かけてもクルーたちは慌てることなく微笑ましいような表情で見ていたとか・・・。








―小さな手と横にある肩―








(こどもは寝るのが早いな)


(キャプテンに遊んで貰って疲れちゃったのね〜)


(良かったな、ヤマ!)







(無理矢理連れ回されたあげくケイたちに着せ替え人形にされて疲れたからだよ!
誰か気付けよーっ・・・!!!)








見た目しょたヤマくんの戦いは始まったばかり・・・








―――

――








おまけ+

柊様への謝罪!!!→





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