短編小説
□きっと僕はずるい
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神父さんはいつか言った。
「好きな人を作れ」と。
ある僕の想い人が言った。
「素敵な人を見つけて幸せになれ」と。
僕の幸せは僕のものだ。
僕が決める。
指図される筋合いなんてない。
我慢なんて慣れっこなのにこのとき声を殺して泣いたんだ。
きっと僕はずるい
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