短編小説

□月に代わってお仕置きよ!
2ページ/5ページ





「さぁ、ムッツリメガネ―ンかかってきなさい!!」

「え、そのムッツリメガネ―ンって僕!?僕のことなのか!!?」

「ふふん」

「そんなドヤ顔されても困るんだけど」




そう、いきなり彼女はやってきた。
前から変な人だとは思ってたけど…。

台詞からしてたぶんあの有名な美少女戦士なんだろう。
衣装も何気に完成度が高くて気合いが入っている。
ツッコミを入れることさえ疲れてしまう。
あれ、ここ男子寮だよね?



「美咲さんここは男子寮ですよ。女の子なんだからそこは…」

「私はただの女の子じゃないわ!!月の国からきたプリンセスなのよ!」



…だから何だっていうんだ…。


駄目だ、頭が痛くなってきた。
兄さんより疲れるのってたぶん、いやこの子だけだと思う。
早く出て行ってもらおう。


.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ