短編小説
□月に代わってお仕置きよ!
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「さぁ、ムッツリメガネ―ンかかってきなさい!!」
「え、そのムッツリメガネ―ンって僕!?僕のことなのか!!?」
「ふふん」
「そんなドヤ顔されても困るんだけど」
そう、いきなり彼女はやってきた。
前から変な人だとは思ってたけど…。
台詞からしてたぶんあの有名な美少女戦士なんだろう。
衣装も何気に完成度が高くて気合いが入っている。
ツッコミを入れることさえ疲れてしまう。
あれ、ここ男子寮だよね?
「美咲さんここは男子寮ですよ。女の子なんだからそこは…」
「私はただの女の子じゃないわ!!月の国からきたプリンセスなのよ!」
…だから何だっていうんだ…。
駄目だ、頭が痛くなってきた。
兄さんより疲れるのってたぶん、いやこの子だけだと思う。
早く出て行ってもらおう。
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