銀魂
□守る理由
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雲ひとつない空__________
悩みを知らないようでムカつく…
自分とは違って…
俺のせいで近藤さんが怪我をした
別に大怪我ってわけではなくて顔の薄皮が斬れてる程度だった
けれど俺にとっては重大なことだった
本来ならば俺が命を張って近藤さんに守らないといけないのに…
なのに何で逆に守ってもらっちゃったんだろう…
俺なんて守られるような人でもないし
近藤さんを守れないなんて真選組にとってただのお荷物になっちまう…
♪〜
「もしもし…何ですかィ」
『何ですかィ?じゃねぇよ!!お前今何処にいるんだよ』
電話を出たらすぐに土方さんに怒鳴られた
「別にどうでもいいじゃないですか…」
『んなわけあるかァアア!!こんな豪雨で帰ってこない奴がいるか!?』
豪雨…?
あり……知らない間に雨が降っていた
「………わかりやした…すぐ帰りやす」
ピッと電源を切ってゆっくりと歩いて帰る
〜〜〜
「ただいま…」
「総悟!!どこほっつき歩い……って、傘差して帰って来なかったのかよ!?」
叱りに俺を玄関まで来た土方さんだったけれど…
傘も差さないで帰ってきてびちょびちょな俺を見て急いでタオルを取りに行って
急いで俺の頭を拭いていく
「ったく、傘ぐらい買ってくれば良かったのに…体冷えきってるじゃねぇかよ」
風呂はいって暖まってこい
と言われ無理やり脱衣場に連れてかれていく