銀魂
□実は不味かったりする
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「…はぁ……」
目の前にあるのは、
ちょいダークマター化された物体…
……無理かも…料理とか
もともと、小さい頃は姉上が作ってくれたし
今は自分で作らなくても平気だし…
でも、俺は見てしまったのだ
とある雑誌の特集を_________
ズバリ、料理が出来る女子を男子は好むらしい
俺は女じゃねぇから関係ないなと一瞬思ったけど…
土方さんからすれば、料理できる方が嬉しいんじゃないのか…と
頑張ってみたが…オムライスの原型が見えない
ご飯は出てきてるし…タマゴは所々焦げてる
こんなんじゃダメダメじゃないか……
「総悟?何してるんだ?」
「ひっ土方…さん。あっあの……何でもないでさァ」
急いで作ったものを隠したけど、土方さんにバレてしまった
「おっ、美味いそうだな…なぁ、食っていいか?」
「えっ、ダメでさァ…そんなの食ったら腹壊しやす…」
「大丈夫だから…な?いいだろ?」
「……ぅ…もう好きにしなせェ…腹壊しても知りやせんから」
ケチャップをつけ、一口入れていく土方さん
「うん、美味いぞ」
「うっ嘘はいいでさァ」
「嘘じゃねぇってお前は必死に作ってくれたんだろ?手に絆創膏いっぱい貼ってあるし」
確かに…具材を切ってるときになれてないから指を何回か切った
「その気持ちでより美味くなってるんだよ。それにお前が作ったものが不味いわけねぇだろ?」
………っ/////
「土方さんっ」
「ばかっ、急に抱きついてくるな!!//」
『実は不味かったりする』