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□闇の微かな光
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……暗い…
一体ココは…?
「そーちゃん」
姉上…?
何でいるんですかィ?
どこにいるの…?
俺を一人にしないで…
『出来損ないの弟に姉に近寄る資格がない』
『所詮、誰もお前のことを大切になんか思ってないんだよ』
『迷惑なんだよ』
……あ…
いや…そんなことないでさァ…
違う…いや…
「迷惑だ。心配ばっかりかけて真選組の邪魔…いなくなって欲しいが孤児だから渋々、真選組においてやってるのに…」
……土方さん…?
………あ…
俺なんて必要ないんだ…
邪魔なんだ…
消えた方がいいんですよねィ……
生きていてごめんなさい…
総悟)……んっ…
次に見たものは白い天井…
どこ…?
「……い"っ…」
起き上がったら、頭と右腹が尋常じゃなく痛んだ…
……ん?
誰かいる…
今まで気づかなかったけど、俺の手を握ってる…
二人の男の人達…
『__さん』
『__さん』
あ…れ…?
誰だっけ…
……__…__…
思い出したいのに…大切なところだけ…思い出せない…
……この人達は誰…?
「………んっ…そう…ご?……!!総悟、大丈夫か!?」
総悟…?
………誰のこと…?
……俺…?
「心配したんだぞ。あっ、今ナースコール呼ぶから」
わからない…
何で…?
アンタは誰…?
あれ?
………俺ってどんなヤツだっけ…