企画

□Marry X'mas
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コン コン

「はーい」

寮へ帰り制服から私服へと丁度着替えた所にドアのノック音が聞こえて返事を返してからドアノブに手をかけ、手首を捻り手前にひくとそこには綺麗な赤髪をした一十木音也が立っていた。

「い!一十木君!?」
「ちょっと入れて」
「ど・・・・どうしたの?こんな時間に」
「七海に聞いてほしい曲があるんだッ!!!」
「え?」





「好きです、付き合って下さい!

廊下ですれ違う度
声を聞く度
自分の中に何かが積っていくよ

友達に聞いてもらった
自分じゃ分からなかった
あぁ恋だって思い知らされた

それでも僕は分からない
甘く辛い想いを処理する手段を
だけど距離を
だけど縮めたい
だけど笑顔が
だけど見たい
精一杯の力を込めて
君を呼ぶよ
Aer you ready

GAN! GAN! 突き進もうぜ
GAN! GAN! 立ち止まらずに
君に 気付いてほしいんだ
この胸の鼓動と
この胸の言葉を

GAN! GAN! さぁ迷わず
GAN! GAN! 目と目合わせて
君と 出逢い生まれた
伝えたい気持ちを
君へと届け

Love song !」

その曲が終わると共に時計の針が重なり12を差したのを合図に低い音が部屋中に鳴り響いた後・・・・ゆっくり、だが確実に一十木音也は呟いた。

「メリークリスマス・・・・」
「ッッッ・・・・・・」





「一十木君!!!」










静かなる聖夜に









君へのLovesong



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