Twisted Wonderland【陽と闇のコンツェルト】

□第2話🔯モストロ・ラウンジ
2ページ/15ページ



マイン「それは、そうですけど…」



マインが言葉を濁す。

…その時。




*「シオリ〜」





『ん?』




同じクラスのオクタヴィネル寮生が、教室の入口からこちらに手を振ってくる。




『どうしました?』




*「いや、うちの寮長がお前の事呼んでんだけど…」



『へ?』



アズールが?何故??



『…ちょっと行ってきますね』



マイン「分かりました」



クルミ「気を付けてよ〜?
ここ男子校だし、僕らのことよく思ってない子も居るからね〜」




あくび混じりに呟くクルミの言葉に少し引っ掛かりを覚えながら、俺はオクタヴィネル寮生に着いていく。









…が、さすがに途中でクルミの言った言葉に納得した。


オクタヴィネル寮生が「アズールが私を呼んでいる」と言うから着いてきたが、オクタヴィネルへ行く鏡舎からも、2年生の教室からもどんどん遠ざかっている。






…まあ、全員芋ずる形式でしょっぴけばいい…。
そう考えて、俺はそのままついて行くことにした。














次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ