Twisted Wonderland【陽と闇のコンツェルト】
□第2話🔯モストロ・ラウンジ
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マイン「それは、そうですけど…」
マインが言葉を濁す。
…その時。
*「シオリ〜」
『ん?』
同じクラスのオクタヴィネル寮生が、教室の入口からこちらに手を振ってくる。
『どうしました?』
*「いや、うちの寮長がお前の事呼んでんだけど…」
『へ?』
アズールが?何故??
『…ちょっと行ってきますね』
マイン「分かりました」
クルミ「気を付けてよ〜?
ここ男子校だし、僕らのことよく思ってない子も居るからね〜」
あくび混じりに呟くクルミの言葉に少し引っ掛かりを覚えながら、俺はオクタヴィネル寮生に着いていく。
…が、さすがに途中でクルミの言った言葉に納得した。
オクタヴィネル寮生が「アズールが私を呼んでいる」と言うから着いてきたが、オクタヴィネルへ行く鏡舎からも、2年生の教室からもどんどん遠ざかっている。
…まあ、全員芋ずる形式でしょっぴけばいい…。
そう考えて、俺はそのままついて行くことにした。
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