Twisted Wonderland【陽と闇のコンツェルト】
□第2話🔯モストロ・ラウンジ
1ページ/15ページ
3時限目まで、何事もなく終わる。
『…マイン、ちょっといい?』
マイン「?なんですか?」
同じクラスのマインに話を振る。この子も確か、ツイ○テプレイヤーだしね。
『薔薇の寮長の話って、ゲームだと今日の朝からだよね?』
マイン「…そう、ですね。昨日の夜寮に帰ったエースがタルトを食べちゃうところから始まりますから…今日から三日程かけて起こるイベントのはずですけど…」
マインは「それが何か?」とでも言いたげな顔でこちらを見る。
『いや…それなら今朝方エースがうちの寮に来ないのはおかしいだろ…?
…俺たちが複数人でここに来たから、歴史にズレが出てきてるんじゃないか?』
というか、そうとしか考えられない。
…まあ、必ず進めなければいけないストーリーだし、待っていれば自ずと来るんだろうが…。
マイン「まあ、その間にエピソードレベル上げとけ…とか、そんな所じゃないですか?ぶっちゃけで言うと『親交を深めろ』ってことだと思います」
『…めちゃくちゃぶっちゃけたな💧
まあ、それは俺も考えてた。
だけど…俺らオクタ組が親交深めるって言っても限度があるだろ?』
何せ奴らは商人…そして人魚だ。
自分に利益のある人間には優しいが、その反対は言葉にするのも恐ろしい。
さらに言えば、人間でないが故に恋愛ごとや人間関係に疎そうだということ…。
スマホで調べてみたが、奴らの生態(人魚じゃない方)を知れば知るほど、不安になっていく自分がいる…。
→
→
次へ
←
前の章へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ