Twisted Wonderland【陽と闇のコンツェルト】

□第2話🔯モストロ・ラウンジ
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すると、とある教室に着いた。



*「ここ、ここ。寮長に「ここに連れてきてくれ」って頼まれてさ」





未だにしらを切るオクタヴィネル寮生。




『そう…』




だがその時、何か嫌な予感がした。


だから俺は、『お客が案内人より先に入るのはルール違反だから』と適当に理由付けて先に入れさせる。



すると目の前で真横に吹っ飛ぶオクタヴィネル生が目に映った。




*「…っ、おい!なんでお前が先に入ってくるんだよ!」



*「す、すいません!先輩!!」





大方入った直後に魔法で俺をぶっ飛ばそうとでもしてたんだろう。



『(この手の予感、すぐ当たるからな〜…)』




幾度となくこれで危機回避してきた俺にとって、何となく予想のついてたことだった。





…その部屋にいたのは3年から1年までのオクタヴィネル寮生。そして1年のスカラビア寮生だった。




『(予想してたより少なめだな。ハーツラビュルとかサバナクローとか、いかにもって奴らは来てねえし…)』






んで、話を聞けば
「寮長達に向かって口が悪い」だの「1年のくせに生意気だ」だの…。





『…あのな。寮長達への敬語不使用の無礼は認めるが、それは寮長達も承諾済みで…』




特に何も言われなかったし、改めて言ったらリドルやアズールなんて「構わない」って言ってたし。





それを説明しても、こいつらが止まることは無かったが…。








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