pokemon
□相棒=ライバル
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フレアは今ノボリに呼び出されて、街の一角にあるポケモンカフェに来ていた。
「でもなんで呼び出したの?しかもポケモン達まで…。」
目の前に置かれたアイスティーをストローで掻き混ぜながら、向かい側でコーヒーを飲んでいたノボリに尋ねる。
すると彼はカップを置くと僅かに微笑んだ。わかりずらいけど…。
「本当にわたくしの勝手なのです。最近働き詰めでいらしたので休憩でもと思いまして…。」
「そうか、ありがとうノボリ。」
「いえ!フレア様のお役に立てたなら、わたくしは嬉しいです!」
「うん、こんなにリフレッシュ出来たのは久しぶりだよ。」
ニッコリ笑って言えばノボリが何故か顔を真っ赤にさせて机に突っ伏した。なんだ?ノボリってば熱があるのにここへ来たのか?
『マスターから離れなさい!こぉんの無礼者ぉお!』
いきなり机とお友達となってしまったノボリに慌てるフレアの様子を
離れた所から見守っていたフレアのドレディアが恨めしげに彼を睨んでいた。
『お、落ち着いて下さいドレディア様!』
あまつ今にもノボリに飛び掛かりそうな勢いなので
慌ててノボリのシャンデラがドレディアを制止させる。
どうやらノボリを快く思っていないようだ。
『なんでですの!シャンデラだって、ノボリ殿がとられたみたいで悔しくないのですか?!』
『た、たまには休ませて差し上げたいですから。』
必死に言葉を紡ぐシャンデラをよそに、ドレディアはますますヒートアップする。
『マスター!離れて!今すぐ!』