5人の日常?

□ある日の夜
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ある日の夜、宿舎にて―





時計が12時を回る頃
それぞれの自室に戻りだす。





「えー今日僕ひとり?」


キボムがジョンヒョンとミノに向かって問いかける。




「オニュヒョンは?」

怪我をして、しばらく宿舎に出入りしていないオニュ。




「静養するのに実家でしょ。」



わかりきったことをキボムが聞いてくるから、
ジョンヒョンは淡々と答える。



「テミナはぁ?」

今度はミノに向かって聞いてみる。




「夜中には帰ってくるよ。
けどまだ当分仕事。」

ミノはマネージャから聞いていたスケジュールをやさしく告げる。



「働くねぇ。」

ジョンヒョンは会話に加わりつつも
すでに体半分、自室に入っている。




「うそぉー!!!!



じゃあテミナ帰ってくるまで起きてるー」




「キボム、明日朝早いだろ」





「だってーー!!僕一人やだぁぁ。


ジョンヒョニヒョン、
一緒に寝よっ?」




「やだよ、俺一人じゃなきゃ寝れない。

寝返りの音でも起きちゃうもん」




「ヒョン神経質すぎぃ」



「ほっとけ」






「ミノぉぉぉー」




「やだよ。笑
いい大人なんだから一人で寝なさい。」





「ずるいよ、
そっちは二人で寝るんでしょぉぉー」





「いつもどおりだろ。笑
お前らはいつも3人で寝てるじゃん。」




「だって今日は僕一人だって。



やだやだやだ!!!!!」







「目つぶれば一緒だろっ」




「やだぁぁぁ!!!!




じゃあ、いい。
テミナ帰ってくるまで待ってる。





お酒飲んで待ってるもん。」





「明日顔浮腫むぞ。」


「僕のこと心配なら付き合ってよ。」




「俺、飲めないもん。」




「みのぉぉぉー」


「…僕も明日撮影で早いから。」








「…じゃあ二人ともとっとと寝ればいいよ。

はい、おやすみぃぃー」




キボムは、ふたりを寝室に押し込んでドアを閉めた。




ジョンヒョンは素直に自分のベッドに入り、
ミノはキボムが気になるのかドアの前に立ったまま。



「あいつ、完全にふてくされてるよな。笑」



「うん。ちょっと可愛かった。笑」




「可愛いか?」




「ヒョンの方がそう思ってると思ったけど。笑」





「ま、寝ようぜ。」




「うん。」









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