11/05の日記

13:48
大好きだよ。(高律全年齢杏ちゃん視点)※CIEL11月号ネタ注意!
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※CIEL11月号杏ちゃん視点的な



──最初は、私の方が律ちゃんを幸せにできると思ってた。
ずっと昔から 律ちゃんが大好きで。婚約もしてあって。

あの隣の人みたいに途中からでしゃばってきた人なんかに負けるはずもないと思ってた。

事実、高校の時に一度別れているのだから。

ましてや男同士で。世間やおばさん達に反対されるのはみえみえで。

律ちゃんを10年間悲しめてきた人なんかには。


でも。

「中途半端とかねーから」


「覚悟、とかそーゆーのだったら、とっくの昔にできてる。」


そう言われて。

「たッ…!!」

律ちゃんの顔は真っ赤で。



あれ、おかしいな。

律ちゃん隣の人嫌いなんじゃなかったっけ。

なんだよ、

本当は好きなんじゃん。


相思相愛じゃん。

そう思ったら涙が出てきそうで。


負けてたのは私なんだ。



「…隣の人!!!」


「律ちゃんの事泣かしたら、私が許さないから!!」

「あ…杏ちゃ…」

「だから!!」


「がんばれ!!」


溢れてくる涙を隠すように、震える声を隠すように

顔を見せずに、叫ぶようにいって

立ち去る。

私は律ちゃんの事が好き。

勿論、諦める気もない。

けれど。

律ちゃんが、幸せなら。

律ちゃんが好きな私はそれを 応援するしかないんじゃないかな。


「…律ちゃん、大好き。」

大好きだよ。
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なんだこれ。杏ちゃんには幸せになってほしいです。

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