SketDance
□トライアングルシンドローム
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※中編を加筆訂正
*****
正午。
僕達はお昼を食べるために遊園地内の公園に来ている。
そして、今僕は用意で大きいビニールシートを広げている最中だ。
てっきり園内のレストランとかで食べると思っていたが、榛葉さんがお弁当を持ってきたらしい。
榛葉さんの手料理は皆が知っている通り、プロ並みに上手だ。
久しぶりに食べれて嬉しい…!
何が入っているのだろうか。
引き終わったし、早く食べたい…
「椿ちゃーん!俺の隣においでよ!」
一人でわくわくしていると、榛葉さんが僕を呼ぶ声が聞こえた。
見てみると、早速僕が敷いたシートの上に座っていた。
「椿!道流なんかの隣じゃなくて、俺のとこにこい」
僕が返事をする間を持たせまい、という感じに、ぱんぱんと自分の隣を叩きながら、榛葉さんから少し離れて座っている会長も僕を呼ぶ。
「あ…あの…」
戸惑う僕。
当たり前だ。どちらかなんて絶対に選べない。
しかも、二人とも先輩だし、断るなんてできない…。
「かっかっか。じゃあ会長命令だ」
「安形!卑怯だよ!お弁当作ってきた俺に権利あるよ」
「……」
僕が考えていると、会長と榛葉さんが口論みたいなのを始めてしまった。
……!そうか、
「じゃあ僕、間に座ります」
最初からなぜこうすれば良かったのだ。
こんなことを考えつかないほど僕はそんなに頭悪かったか…?
「かっかっか…まあしょうがないよな(なぜ俺を選ばない)」
「だね…。(俺いっつも安形に邪魔されてるような気がするんだけど)」
二人とも納得したみたいだし、よかった。
***
「はい、椿ちゃんあーん」
「俺の膝の上に座れよ」
…さっきからやりたい放題にされる僕。
恥ずかしい気持ちもあり、断りたいのだが、先輩だから…という思いもあって、結局は応じてしまう。
ということで今の僕の状況説明。
会長の膝の上に座って時折頭を撫でられながら、榛葉さんに食べさせてもらっている。
「椿ちゃん次は何食べたい?そろそろデザート?」
「あ…あ、はい…」
「椿の肌柔らかいなーいくら触っても飽きないな」
「ひぁ…」
もう二人のペースに完全に飲まれてしまっている自分がいる。
すると、耳になにかくすぐったい感触があった。
そしてすぐにそれが会長の舌だと気づく。
「かいちょ…?!」
「なんだ?もっとやってほしいのか?」
「え…いや…そんな…」
『ついついっ』
「榛葉さん…?!あぁっ…」
見ると榛葉さんが僕に食べさせていたフォークの柄で、僕の胸をこりこりと触っていた。
「気持ちいーい?」
「ひぁあ…やめて…くださっ…」
公共の場でこんなことするなんて、と思っていると会長の舌が僕の首筋を這い、榛葉さんの右手が突起をつまんだ。
もちろん榛葉さんの左手は未だ僕の胸を触りながら。
「あ…あぁあ…んっ…」
吐息交じりの声が出る。
「椿可愛すぎ」
「佐介君はどこが一番感じちゃうのかなあ?」
「いや…いやぁあっ…」
「ここ?それともここ?」
榛葉さんが体のあらゆるところを撫でて行く。
「…あ!」
一瞬にやっとした表情を浮かべた。
「ねー安形ー」
「何だ?」
「椿ちゃんもうズボン濡れちゃってるー」
「これだけでもうそんななってんのか?椿えろっ」
「ね。でも安形そっからじゃ見えないんじゃない?」
「ちょっと見えないな」
「見る?」
「もちろん」
榛葉さんが僕のズボンを脱がし始める。
自分の顔が真っ赤になっているのを感じながらも、僕は足をバタつかせながら手で懸命にあそこを隠そうとする。
が、会長に腕を背中の後ろに回されてしまい、ぎゅっと掴まれた。
「見ろよ椿ーパンツにおっきなしみ、できてるぞ」
僕の下半身は既に薄い下着一枚になっていた。
続いて会長は、横に背けていた僕の頭を無理矢理正面に向かせる。
嫌でも精液が流れてくるのを感じ、その光景さえも見えてしまう。
恥ずかしさのあまり、涙が溢れそうになる。
「うわーどんどん出てくる」
「し…しん…あ…さあ…」
榛葉さんが僕のペニスを掴んで少し動かす。
「なー道流。俺もう抑えらんないんだけど」
「か…かいち…ょ…やめえあ…」
「嘘だよ」
「?!」
「今ここで疲れられたら困るしな」
「まだ来たばっかだしね」
「ほらよ、」
会長が僕を膝の上から起こす。
下を見ると、いつの間にか元通りになっていた。
「今夜俺んちに来いよ」
「俺の家に泊まってけば?」
同時に二つの優しい囁きが聞こえた。