SketDance

□愛の証
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「安形ーしっかりしてよ」

「別にそんなこと思ってないし」


……近頃道流はデレる気配が全くない。
それは恋人である俺にとって何よりも辛いこと。
お陰で道流不足になって、彼を弄ぶ夢さえ見てしまう。


…だから、俺は自分の性欲の為に道流を酔っぱらせようと考えた。


***


「安形ー安形あー」

やっぱり酔わせといて正解だった。
さっきからしきりに道流は俺の首に腕を絡めてくる。

「安形ー好きー」

俺の名前を何度も呼びながら体同士の触れ合いをしてくる道流。
でも、俺にはそれが誘ってるようにしか見えなくなってくる。

ちゅっ


いきなりの短いキス。

俺の顔をとろんとした目で見つめる道流。

それがたまらなくエロかった。



「あぁt…っ」


俺の自制心リミッターが外れた。


道流を抱きしめ、深い深いキスを交わす。

「は…はふっ」

息をするのがやっとな道流が視界に入りながらも、舌を絡ませあい、歯を上から下へとなぞる。



もう俺は止まらない。




「道流っ」

そのまま座り込み、道流を膝の上に座らせて彼のシャツのボタンを上から順に外していく。
露になる細い体躯ときめ細かい白い肌。

これから感じるだろう快感を前に俺の胸が踊る。



手始めに、俺は胸の感じやすい部分を撫でながら、道流の首筋から腰まで一気に舐める。

それらをする度に、道流は甘い声を発した。




「はぁ…ひぁんんっ」

「気持ちいいか?」

「きもち…いっ…」

道流が素直に心情を吐露している。
俺は道流を弄べる楽しさを改めて感じた。


「こりこりするなー」

道流の胸の感触ににやにやが止まらない。

「あが…やめぇえっ」

道流の涙ぐんだ目、紅潮した頬、荒れる息…。
何もかも、俺が欲しっていたもの。

ちゅっ、ちゅっ、
耳から首、胸、腰、唇……
無我夢中でキスを浴びせる。


「道流可愛い」

すると、俺は道流のズボンの盛り上がりを見つけた。
興奮が増し、更に股を優しく撫でると、濡れた感触がした。
確認はしなくてもいいが、一応見ておきたい。
今度は真っ正面から同じ場所をじっくり見る。
やはり、精液が丸い形を成していた。


「あー濡れちゃったな」

「い…いっあ…」

道流の声さえも全て今の俺には性欲を掻き立てる道具。

「もっとよく見せろ」

ズルズルと俺はズボンと下着を同時に膝まで下げる。
顔立ちと同じように美しい脚線美が表れた。
あれは相変わらず勃っている。


すると、あそこを隠そうと必死にもがく道流の手が視界に入った。
酔っぱらっていても本能なのだろうか。
たまらず俺は隠そうとしていたはずのそれを、彼の手にしっかり握らせ、その上から離せないように俺の手を重ねる。

ぴゅーっ…
白濁した液が溢れ出た。
あれを触っている道流の手も、勿論俺の手も液でびちゃびちゃになる。


「いっぱい出ちゃったな」

「ぅぅ…っ」

「安心しろ。俺が綺麗にしてやる」

俺の舌が道流の掌を舐めあげる。

「ああた…汚い…っ」

「何言ってんだ?美味しいぜ」

ごくん、と唸る俺の喉をちゃんと道流が見えるようにしてやった。
その様子を見た道流の顔は羞恥のあまり、一筋の涙が頬を流れる。



「道流は俺の手についたやつを綺麗にしろ」

「ぃや…っ」

俺は道流の口内に無理矢理手を入れ、舌に液をつけてやった。

「お前の、美味しいだろ?」

「まじゅ…い…ぅぇっ」

懸命に己の精液を吐き出そうとする道流。


素直じゃない子にはお仕置きが必要なようだな。



「俺そろそろイきたくなってきたんだけど」

言いながらもう俺は行動を始めていた。
道流の足を無理矢理開脚させ、体をもっと近づかせる。

慣らすために、手始めに道流の中に指を1本突っ込んで掻き回した。

勿論、酔って力がなくなっている道流は抵抗できない。

「あ…ぁぁあっ」

中は温かかった。
丁寧に掻き回しながら、その温もりを堪能する。

「ここきもちーのか?」

道流の表情が緩んだ一瞬を俺は見逃さなかった。

そうか…こいつはここが好きなんだな。
今まではヤるのに精一杯で気づかなかった…。

2本目を挿れてわざとそこばかりを触ってやる。

「はぁ…あぁぁ」

「気持ちいーならそう言えよ」

「………きもひ…いい…」

道流の全てを俺が支配している満足感が手の動きを早めた。




「道流」

「ああた…?」

「挿れていいか?」

真っ直ぐ道流の目を見る。

「い…い」

酒ってすごいな、と改めて感心してしまう。
前ヤった時なんて大変だったもんな…


俺は急いでズボンのチャックを下ろし、自分のを取りだした。

「見ろよ、道流がエロいから俺のも勃っちゃったじゃねーか」

立派に勃起した俺の性器を道流に見せつけてやった。

「これから気持ちよくしてやるからな」

そう言ってグッと力を強め、勢いよく俺のを挿れた。
もう充分慣らしてあるはずだから、遠慮は全くしない。

「はぁぁ…ぁぁあっ」

どんどん道流の中に入ってゆく。
二人の体が繋がっていくような、何度味わっても病み付きになる感覚。


「道流……可愛いい…っ」

「あかたぁ…んっ」

「気持ちいーか…?」

「ふぁ…きも…ち…ぃい…い」

ピリッとした痛さの後に訪れる楽園の心地。

「もっと…も…っと…」

快感を更に得たい俺は道流を抱きしめ、胎内を突き上げる。

何度も何度も繰り返す。
激しさを増す俺達のエッチ。

くちゅっ、くちゅっと精液が交わる音が、壁に反響する。


「道流道流道流」

「ぁぁあっ」

道流からの返事は喘ぎ声だけ。
でもこいつもきっと快感に溺れているだろう。

「俺…イっちゃいそう…」

「あが…あぁっあ」

「道流…好きだ…大好き…だ…愛してる……」

「ふお…れ…………もっ」

「このまま死んでも…いい…」



べたべたに濡れた床、汗が髪の毛を額にはりつけ、性器がドクドクし、……………。





***



太陽の光が朝だということを教える。

「…ん?」

「道流、起きたか」

「あ、安形…ってえ!?」

すっかり酔いから覚めた様だ。

「どうした」

「お前俺に何したんだよ」

そう言って道流は真っ裸な自分を見た。

「保健体育のお勉強」

今回何回目だっけな、と付け加える。

「なっ…」

目を見開いて慌てる道流。

「ヤってるときの道流、可愛かった」

「うるさい。早く服返s…「気持ちいーって言ってたぜ」

今思い出してもにやけてしまう昨日の道流のあの表情。
俺だけを見ている興奮。

「…!!別に俺は…って痛っ!」

俺は道流の右胸をできるだけ強く噛んでやった。

「何すんだよ!」

「決まってンだろ、



お前が俺のもんだっていう証拠」






道流に首輪をして、自分の隣に常に置いておくことはできない。

でも、道流は俺のものだから……。


噛み痕は俺からお前への愛の証。




*****

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