青の祓魔師
□行き止まり
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・・・・何が言いたいの?
「努力すれば報われる。これって、本当だと思うか?そうだったときあるか?」
僕は、努力してここまでの功績を挙げたんだけど。
「じゃあ言うけど、お前さ。勉強頑張ってるのに、いつもなんでテストで学年トップじゃないんだよ」
それは、何だか唐突じゃないかなぁ。
「だって、そういうことだろ」
何で、そこでいじけるのかなー・・・。
「あんなに机に座って、シャーペン握って。参考書も見て、必死に食いついて頑張ってんのに、結果はどうだよ?何一つ、前と変わらない」
そんなこと、ない。
「言い切れるか?そう、本当に言い切れるんだな?」
・・・・・今日の兄さん、変。
「話を逸らすな」
逸らしてなんかないさ。
「俺の目を見て言え。俺と呼吸を合わせて、それでもまだそうだというか」
・・・・・何なんだ。
「何がだ」
僕だってそんなこと分からない。
「逆ギレすんなよ」
僕だって、完璧じゃないんだ。兄さんの質問にい全て答えられるような、正しい答えをいつも知っているわけじゃないのに、どうして兄さんはそうやてそうやって、僕を、僕を、僕から、俺を、俺から答えを引き出そうとするんだよ、燐!!!!
「やっと、抜け出せたな」
それが、答えか。
俺の答えは、決まったのか。
俺は、これでいいようにも悪いようにも見えるし見えない。
俺の答えは、俺が一番どうか知っている。
「これで、いいよな。・・・・・燐」
そうだな。
・・・・・俺、いや・・・
もう1人の、燐。
end