青の祓魔師

□君の傍で
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 今日、12月27日は俺と雪男の誕生日。

 去年みたいなクリスマスと合同なふつうのパーティなんかじゃなくて、今年は・・・・もっと、2人きりで、さ。
 お、俺が言うのもなんだけど、こう・・・誕生日って、恋人たちにとっては結構なイベントな訳だろ?
 『兄弟』としてじゃなくて、もう今年は『恋人』としてだな。
 俺としては、なんつーか、あ、甘い!甘い感じに雪男と過ごしてーんだけど・・・。



「ゴメン」
「へ?」
「急な任務が入っちゃった」
「任、務?」
「うん。明後日までには帰れるから」
「明後日・・・」

 それを言われたのは、2人でクリスマスパーティをした翌日の26日の朝。
 明後日、ってことは・・・。

「かえってくんのって、・・・28日か?」
「うん、そうなるね」

 そうなるね、って。
 何でそんなにサラッと言い切っちゃうんだよお前は。
 お前、27日が何の日か、忘れちゃったのかよ?

「そ・・・か」
「うん」
「・・・・気をつけて、行って来いよ?怪我とかすんなよ!」

 ・・・・なんて、素直に言えるわけもなく、俺は無理に笑顔を作り、当たり障りの無いような言葉を吐き出した。
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