ニコラシカ

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日本に帰ってから初めての休日。
せっかくだから並盛周辺をあちこち探索でもしようかなと思い立った。
ひとりでいくのもつまらないし寂しいのでツナも一緒に行かないかなと思いながら、まだ眠い目をこすって朝のテレビニュースを眺める。

「寧々ちゃん、もう朝ごはんだからツッくん起こしてきてくれる?」
『はーい』

低血圧で寝起きの悪い私よりも更に寝坊なツナを起こしに立ち上がる。

『朝ごはんだよ』

言いながらドアを開ける。
すやすや寝ているツナ。
男相手になんだという気がするけど、可愛らしい寝顔だ。

『ツナー』

ゆさゆさ身体をゆするとツナはうーんと唸った。

「あと10分……」
『それ起きないフラグだよ』

困ったなと思っていると、ダダダダダと走る足音がした。
後ろを振り向くとモジャモジャ頭のランボが入口に立っていた。

「ランボさんが手伝ってやるもんねー!」

何をする気か見ていると、ランボは勢いよく走ってツナに飛び乗った。

「ぐえっ」
「あはははは!」

ぴょんぴょん跳ねるられてさすがにツナも目を覚まし、ランボの頭を掴む。
悪びれた様子もないランボと、最悪の寝覚めといった感じのツナだった。

『おはよう、ツナ』
「おはよ……もうちょっと優しく起こしてほしいよ」
『うーん…私も起こしたんだけどね』

目覚めが悪いことは自分自身よくわかってるようでツナは言葉につまった。

『もう朝ごはんだよ』
「うん、今行く」

ランボをかかえて階下におりながらツナに並盛探索を持ち掛けると、二つ返事が返ってきた。






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