ねぇ、おしえて?

□×オカ×
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『ねぇ、青姦ってなぁに?』
「ぶーっ!」
「うお、どうした獄寺。お茶ふいたりして」
「げほっ、ごほ…っ、ココ、お前急に何言ってんだ!?」
『何って青姦』
「だーー!またそんな言葉を覚えて来やがって!」
「好奇心が強い年頃なのなー。笹川先輩もそう思いますよね?」
「お…おお、ででででもき、極限にココは使ってはならん言葉だーっ!!!」
『そうなの!?ジョージはたまにはそういうのもいいもんだって言ってたのに!』
「んー、ひとによるんじゃねーか?俺は室内のがいいけど」
『青姦ってあうとどあなのー?』
「そうだぜ」
「…(アウトドアって表現つかわねーだろ)」
『もっちゃんはやなの?でももっちゃんはお部屋で遊ぶより外で遊ぶ方がすきでしょ?』
「あはは。青姦は遊びじゃないのな」
『じゃあなに?』
「……………笹川先輩に聞いてみ?俺より年上で大人だからきっとわかりやすく教えてくれるぜ」
「お前何か芝生頭にうらみでもあんのか」
「あはは、まさか。楽しいからにきまってんじゃん
「最悪だな」
『ねぇなんなの?』
「あばばばば」
「壊れたぞ」
「あはははは」
「お、俺は……はっ!あそこにいるのは雲雀ではないか!?」
『ほんとだー恭ちゃーん』
「ん?ココか。どうしたの」
「そ、そうだココ、俺より雲雀の方が数ヶ月年上だから詳しいはずだ!!」
「それ年上っていわねぇよ」
「あはははは」
「何、なんなの」
『あのね、恭ちゃん、青姦って何?』
「………」
「睨むなよ。俺達が吹き込んだわけじゃねぇ」
「またあいつか」
『ねぇねぇなんなのー?』
「…おしべとめしべが――」
「保健の授業かって!つうかちゃんと説明する気かよ、お前!?」
「詳しくは言わないよ。でもそろそろそういう知識もつかなきゃいけないんじゃない」
「ココには極限まだ早い!!!」
「普通何歳くらいで知るんだろうな」
「確かに、段々そういう知識はついてくるかもしれねぇが、青姦はまだ知る必要ねぇだろ。ちょっとちげぇよ…」
『ココ…教えてもらえないの?』
「そんな…悲しそうな顔しないでくれ」
「……ココ」
『何、もっちゃん』
「あのな、本当は、秘密の青い缶のことなんだ」
『そうなの!?』
「ああ。でもな、その缶はすっげぇ珍しくて、しかも中身がヤバいくらいマズイんだ。だから、人前で言うと、知ってるやつはみんな嫌そうな顔すんだ」
『そうだったんだ…』
「知らないやつにも教えない方が、優しいんだぜ。ココみたいに周りになんですかって聞いちゃうかもしれないだろ?」
『うん…』
「だから、ココも絶対誰にも言うなよ?」
『わかった!ごめんねみんな!ココ、もう言わないよ』
「そろそろおやつの時間だろ。綱吉のところ行ってくれば」
『うん!じゃあねっ』
「………………よし、行ったな」
「それにしても、極限によくやったな、山本!!」
「はは、大したことしてねぇって!でも咄嗟に気の利くことも言えないとかお前らまじつかえないのな
「「「うわぁ…」」」





2012/05/18

話題提供ありがとうございました!

 

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