『ねぇ、コンドームってなぁに？』
「…お前、だれに聞いた？」
『んっとね、さっきジョージがコンビニで買ってくるって慌てて走っていったの』
「ねぇ、今そいつは勤務中なんじゃないの。サボリ？」
「だな」
「随分調子に乗ってるね」
『ねーなんなの？』
「近藤のニックネームだ」
『嘘だ』
「近藤て誰」
「しるか」
『なげやりー』
「まあな」
『本当はなあに？』
「ドームだ。よくあるだろ？半球の建物とか」
『うそ。だってジョージが財布に入るって言ってたよ！』
「財布にはいるドームだよ」
「それはどういうことだ雲雀。さすがに無理があるだろ」
『うん。バレバレ』
「……だよね」
「無理するな、雲雀」
『ねぇ何に使うものなの？楽しい？』
「…楽しい…つうか…まぁ、いいな」
「相手によらない？」
「それはある」
『ココは!?ココも楽しい？』
「…今はやめてくれ。ココがしてたら俺泣くぞ」
「僕も泣く」
「ツナたちも泣く」
『ええ!?やだ、じゃあココしない…』
「うん。そのままでいて」
『うん、でも何に使うかは教えてよ。友達のキャメロンがココは何もしらないっいうの』
「だからってこんなのまだしらなくていいんじゃないか…」
『皆がしらないこと知って、教えてあげるのー』
「余計言えないね」
『えー』
「…いつかわかるから待ってろ」
『こども扱いして！もうレディなのに』
「…言えねぇもんは言えねぇよ。ココによくないことなら尚更な」
『…むう』
「ココもいろいろ知りたい年頃かもしれないけど、人を困らせないようにしなよ。じゃなきゃ本当のレディなんかじゃないよ」
『……むむむ、もういいもん！ごっきゅんに聞いてくるから！』
「……少しだけ獄寺隼人が可哀相になってきた」
「俺もだ」





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