ねぇ、おしえて?

□×ディ×ト
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『ねぇ、サディストってなぁに?』
「リボーンのことだよ」
『へぇ、リボーンっていっぱい名前があるんだね』
「名前じゃないけど代名詞だと思う」
『…?』
「ああ、つまり、リボーンの特徴っていうか、性格っていうか」
『へぇ』
「クフフ…そういう綱吉くんも結構なサディストですよねぇ」
「あ?」
「てめぇ、10代目に何言ってやがる」
「でも俺もツナはSだと思うのなー」
「黙れ山本、だったらお前はドSだよ。しかも見た目がそう見えない分性が悪い」
「あはは、それ程でもないぜ」
『Sってなぁに?』
「サディストのことです。言いやすくしたんですよ」
『じゃあ、ツナももっちゃんもサディストなの?』
「そうですね」
「「黙れM」」
「僕はSだっていけますよ」
「どんな自慢だよ」
『サディストってなんなの?』
「んー、いじめっこかな…?」
『いじめっこ?』
「厳密に言うと嗜虐趣味の持ち主のことで相手を肉体的にしろ精神的にしろ痛め付けることに性的興奮をする人のことですね」
「長ったらしい」
「まったくなのな」
『…?』
「ココには難しいね」
『うん…。じゃあMってなぁに?』
「いじめられるのが嬉しい人です。いじめられて興奮する人です。いじめられてハァハァする人です」
『あ、骸のこと?』
「え、なぜ!?なぜそうなるんです!?」
「さすがココ、わかってるぜ」
「だな」
「な、僕は攻めもいけますよ!Sにもなれるんですってば!…ああでも女王様プレイも案外いけますよね」
「キモいのな」
「うわぁ…マジひくわぁ…」
「ココ、あんな大人にはなるなよ」
『うん!』
「なにこの僕の扱い!」
『ココしってる!反面教師っ』
「わかりました。ココも実はSですね。……大きくなったら素敵な女王様「黙れよ変態」
「うるさいですよ獄寺隼人。あなただってSに見せかけてのMでしょう!」
「適当なこというな!俺はどっちでもねぇ」
「クハハハハ!いいですか、この世の人間は誰しもが必ずSかMにわかれるのですよ!どちらでもないなんて邪道です」
「どこかで聞いたフレーズだな」
「骸、隼人はSとかMとかいうよりもツンデレ要素が濃いんだよ」
「ツンデレ…だと…!?」
「骸、なんでそんな言い方するんだよ」
「10代目、俺は別にツンデレなんかじゃ…」
「あ、無自覚なの?」
「俺もツナの言う通りだと思うぜ」
「なんでだよ!」
「だって獄寺の彼女に対する態度がいつもそうだったし」
「だよね」
「ですね」
「〜っ、山本と骸は許さねぇっ」
「アハハ」
「クフフ」
「あーあ、乱闘はじまっちゃった」



『あ、リボーン』
「あいつらまたやってんのか」
『うん』
「今日は何が原因だ?」
『サディストってなにって聞いたらね、ツナがリボーンのことだよって言ってて、』
「……ほう」
『そしたら、皆がSとかMとかいろいろいって…ごっきゅんはツンデレって言ったら喧嘩になっちゃったの』
「ああ、獄寺は7:3のいいツンデレだな」
『ふうん?』
「…で、ココはサディストが何かちゃんとわかったのか?」
『うーん、加虐趣味の持ち主のことで相手を肉体的にしろ精神的にしろ痛め付けることに性的興奮をする人のこと…?』
「意味わかってんのか?」
『わかんない!』
「いいか、今獄寺をからかって楽しんでるあいつらは間違いなくSだぞ」
『わかったー!』
「よし、いいこだ」






 

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