ポフィン

□サトシ君と楽しい仲間たち
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シゲ「突然ですが、会議を始めたいと思います。」
シン「本当に突然だな!!」
シゲルが何故かメンバーに向かって会議をすると言い出す。
ヒロ「シゲル頭打った?精神病院行く?」
シュー「本当どうしたんですか、シゲルさん…」
ジュ「やっぱヒロシの言うとうり頭打ったんじゃね〜の?」
みんなそれぞれ、シゲルを諭す(けなす)。
シゲ「誰が頭打つか!!僕は至って健全だ!大体、会議しろって言ったのはサトシだよ!!!」
ヒロ「え、そなの?」
シゲ「そのとうり!サトァシ君からじきじきに“僕が”命令されたのさ!!」
全『く…悔しい。』
ここに命令されて嬉しい人々が居た(サトシ限定で)。
ジュ「…ところでさ、何で今日はサトシ居ないんだ?」 シゲ「さぁ…僕にも解んないんだよ。何も教えてくれなくて…
シン「日頃の行いが悪いせいだな。これは。」
シュー「僕もそうだと思います。」
シンジもシューティーも、シゲルにはかなり厳しいようだ。
シゲ「(イラッ)…サトシは君達に命令しても居場所は教えないとか言ってたけど…
全『……』
結局のところ、日頃の行いが悪いのはチーム全員なのだった。
ヒロ「何さこの説明
ジュ「オレらそこまで落ちぶれてねぇよ…
?「実際はサトシ君限定で落ちぶれてるけどねぇ〜♪」全『!!』
シゲル達が会議室の扉の方に目を向けると、そこにはフロンティアブレーンを一括搭載し、尚且つ自分達を芸能界へとプロデュースしてくれた人物こと『エニシダ』が、相変わらずなサングラスにアロハTとゆう格好で立っていた。
シュー「エニシダさん!!」
ジュ「いつから居たんすか?!!
エニ「(サトシ限定で)の所からだよ。」全『いやそこ語り手じゃん!!』
エニシダが盛大にボケ、メンバー全員が盛大にツッコんだ所で、とりあえずとエニシダが言う。
エニ「サトシ君から君たちに頼み事があるって言ってね〜、伝言頼まれたんだよ。」
全『それなら先にシゲル(僕)に言ってよ!!』
余りのサトシの横暴ぶりに全員が驚愕した。
シン「ところで、その伝言っていうのは何だ?」
ヒロ「ボクも気になるな〜♪」
シュー「まるで他人事のようですね…二人共…
ジュ「オレも気になる!」
シゲ「僕もだね。」
シュー「あんたらもかい!!」
エニ「まあまあ皆、今言うから少しふざけるのは止めようよ♪」
全『は〜い』
結局、こういった類の会話は全て、彼らのおふざけだったりするのだ。エニ「実は今日、サトシ君は珍しくリュウ君達と本家に戻っちゃってね〜。君たちの所の書類はいいにしても、リュウ君達の所は急な呼び出しだったもんだから、まだ書類の片付けが出来てないらしいんだ。」
シゲ「え、ちょっ…」
シュー「それってまさか…」
エニシダの話を聞いて、うろたえるメンバー達。
エニシダ「…そう、君らには……………その“書類の片付け”をしてもらうんだっ!!」
ガガーーンΣ(゚□゚;)
全『やっぱりか!!』
エニシダ「サトシ君だけは今回はかなり短い用事だったみたいで、1〜2時間ぐらいしたら戻ってくるみたいだけど、それまでにその分を“みっちり”やっておいてほしいんだってさ〜♪」
もちろんコレはサトシ君の頼みだよ?とエニシダに念を押された。
全《こうなった以上は断れない…》メンバー達はそれぞれに、少し躊躇った後…
全『……やります
かくして彼らは、自分達の自由時間を奪うとゆう、余り好きではない書類の整理(しかも他のブレーンの)を、任される事になったのであった。



数時間後、会議室前でサトシは不安感を覚えた。
サト(…おかしい…何か予感がする…エニシダはよくこなしていると言っていたが…正直解らん。)
なんとなく、いや、かなり第六感が騒いでいるが、それでもサトシは会議室のドアノブに手を伸ばし、ドアをゆっくりと開けた。
するとそこには…
大量に散らばった書類の山と、主の居ない椅子が五つ。


……
…に
逃げやがった…!!「き〜さ〜ま〜らぁあぁ!!

そうサトシは叫ぶと、ライブキャスターでエニシダを呼びつけた。
サト「おい、エニシダ!これはどうゆうことだ!!」
エニ「あ〜…、ボクが二秒くらい目を離した隙に逃げちゃったみたい。」ライブキャスターごしにエニシダが肩をすくめていたが、サトシは怒りに顔を歪ませ、言い放つ。
サト「…とにかく、俺があの駄犬共を捜索している間に、他のブレーン方を逃げないよう、見張っておいて下さい。」
エニ「了〜解♪」
エニシダの返事を受け取るとサトシはライブキャスターの電源を切る。
そしてサトシは羽織っていた焦げ茶色のマントの中に手を入れ、
サト「…全く、」
そこから一丁の改造拳銃を取り出し、
サト「世話の焼ける、」
それを腕を挙げることで、頭上高くに上げ、
サト「馬鹿共、」
安全装置を外し、
サト「っだ!!」

ズガンッッ

撃った。


……
暫くして、

ガララ…ドサッ
サトシの足元に何かが落ちてきた。

サト「…死んだふりをするな。ヒロシ」 サトシが瓦礫の塊に声をかけると、
ヒロ「…たまにはスルースキルとか使ってよ〜
ヒロシが満面の笑みで瓦礫から顔を出した。
サト「……ならば、存在自体もスルーされたいか?」
ヒロ「見つけてくれてありがとう。」サト「ところで、何をしていた。」
サトシがヒロシに、さっきとは別の改造拳銃を突きつけつつ、問いただす。
ヒロ「…もちろん、サトシの、か,ん,さ,つ,だよ〜♪」
それにへらへらと答えたヒロシ。
…間があったが。サト「…そうか。そうか。」
ヒロ「……(^∨^;)」

……
ヒロ「…え、援護します…。」
サトシの無言の威圧に気圧されてしまったヒロシであった。
サト「俺は他の奴らを捜してくる。お前はそいつらの居場所を見つけ次第、“無線”で俺に報告しろ。」
サトシは窓枠に足を掛けながらそう言い放つと、腰にあるモンスターボールに手を伸ばした。
ヒロ「…はぁい。」少しやる気なさげに応えるヒロシ。
サト「もしまた逃げ出したりでもしたらその時は……」サトシは覚悟していろとでも言うように、ヒロシに向けて殺気を放った。
ヒロ「…うん…分かったよ…。」
それに少しげんなりした様子で、ヒロシは応えた。
サト「…フン。せいぜい頑張って貢献することだな。」
そう言ったサトシは、モンスターボールからシャンデラを繰り出すと、その体に飛び乗ってさっさと行ってしまった。
ヒロ「……はぁ…。…これからどうなることやら…」
そうヒロシは独りごちると、サトシに言われた通りの事を、半分だらけながらやり始めるのであった。
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