白の生きざま
□5、ファーデーンの光と影
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ピピピーーーーーーーーー
「んぅ…朝かな?ふぁあ、でもねむ……」
なんか隣が暖かいな…
『ん、また寝ちまったのか?まったくとんだ眠り姫だな。本当に起きないなら襲ってやってもいいんだぜ』
ガバッーーーーーーーーー
「ウルフ!?なんで私の部屋にいるの!」
『あーあ、起きちまった。開口一番にそれかよ…』
「だからなんで私の部屋にいるのよ、」
『今日は、ちょっと付き合って欲しい所があってよ』
「付き合って欲しい所?」
『どうせ今日は暇だろ、』
「ん、わかった。艦長に言ってみる」
『はは、そうか』
「で、」
『ん?』
「着替えが出来ないのですか…」
『残念、俺がいるのを忘れて脱ぎ出すのかと思ったのに』
「うっかり忘れませんから、まったくどこの少女漫画ですか!ほら、早くでてください。」
『おっと、わかったから押すなって。また、格納庫で』
「わかったから早くでてください」
(まったく、ウルフときたらほんとに凄い人だと思えなくなってくるよ…)