あいつと俺

□第8章
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碓氷…秦

俺は頭をフル回転させる


「東中だよ、一緒のグループで喧嘩してた。日向さん…本当に俺のこと忘れた?」


一瞬、碓氷が切ない顔をしているように見えた


俺達の喧嘩グループ…にいた?
グループの幹部は6人




…碓氷…秦


「思い出した。龍の後ろにいつもついてた…秦。」


「俺はあのときからずっと龍さんが日向さんばっかり構ってるのを見てくやしかった、」


「なんで…俺じゃない。
なんで俺が隣にいない。
なんで俺はいつも後ろにいる。
なんで龍さんは俺のことを苗字で呼ぶ。
龍さんのその笑顔、俺にも向けてくれよ。って」




………
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