あいつと俺
□第7章
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今は18時
昨日、あのあと碓氷に電話して18時に待ち合わせをした
「先輩。」
碓氷だ
「すみません。待たせてしまって」
いい後輩じゃないか。
帰ったら龍ぶっ殺す。
「あのな、この前の告白なんだけど…」
「俺、碓氷のこと後輩としては好きなんだけど…」
つかさず碓氷は言う
「やっぱり龍さんのこと好きですか?」
「いっいや……」
俺は目線を下に向けて言ってしまった
「そうかも。
好きかもしれない」
俺は何言ってるんだろう
碓氷の顔色が変わる
「…ですよねー。」
碓氷の声が低くなった
「じゃあこの前は嘘ついたんですね?」
「そのときは…」
…気づいてなかったんだ。
そして俺は意識を失った