捧げ物
□変態警報、時既に遅し
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ふと、目が覚めた。何かが私の腹を圧迫している。大変息苦しい。出来ることなら上に乗っている何かを跳ね除けたいのだが、いかんせんその何かが私の腕をも押さえ付けているので、ちっとも動けないわけである。それでもなんとか逃げられないかとごそごそ動いていると、不意に聞こえた荒い息遣い。あ、もしや私、貞操の危機だろうか。いやいや、私を襲って悦ぶ人間はいな…。あぁ、なんとなく一人思い当たる人物がいるのは、実に悪夢だ。まさかあの人なのだろうか。そもそもどうやって入ってきたのか。全く意味が分からない。まぁ、このある意味危険な状態で意味など無用の長物であることは確かなのだが。
「あー…、なんかメッフィーの匂いって落ち着くー」
「詩音さん。貴女、本当に女性ですか?」
私の首元に顔を埋-うず-め、深呼吸をしている詩音さんに頭が痛くなる。貴女には、女性としての恥じらいと言うものが欠けすぎているように思うのですが。夜中に女性が男性の部屋に、そうずけずけと入っていいものではないでしょう。もっと自分のことを女性だと自覚しなさい。いくら相手が私とはいえ、過-あやま-ちが起きないとは言い切れないのですよ?何て言えっこない。何故かって?それは相手が言葉 詩音さんだからです、としか言いようがない。この世界に彼女を手な付けられる者が果たしているのか。いや、いないだろう。我らが父上でさえ彼女を押さえつけている想像が出来ないのだから、これは真実に相違ない。あぁ、こうして彼女のことを考えると、おぞましい過去が目を覚まして背筋が凍る。ええ、それはもう壮絶な。今思えばよく再起不能にならなかったことだと私自身を褒めてやりたい。
「メッフィー。今、浴衣ですね」
「ええ、そうですが、何故貴女がそんなことを知っているのでしょう?」
「愛ゆえ、です。それはそうと、浴衣ならもちろん褌ですよね?」
「ちょっとドン引きです☆」
「ドン引きなのにちょっとは文法的におかしいですよ。プクク」
「その笑い方腹が立ちますね☆」
「あらやだ、メッフィーったら。褒めても何も出ないわよ☆」
褒めてません。変態でMって相当だと思うのは私だけか。それより誰か彼女をどうにかしてください。私ではもう対処不能です。
「で、褌なんですか?」
「違います☆」
「えっ!」
「えっ!?」
「そんな、まさか…!」
「一体何です!?」
「ノーパンだなんて…!」
「勝手に話を作らないで頂けますか☆」
急に何を言い出すかと思えば、どういう思考回路をして私がノーパンという結論に至ったんでしょう?もはや彼女は人間ではないような気がしてきました。彼女の行動は理解不能な所が多すぎる。
「じゃあパンツはトランクス派ですか?ボクサー派ですか?もしやブリーフなんてことも有り得たりするんですか!?」
「だ☆ま☆れ☆」
変態警報、時既に遅し
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みんと 様。
この度は相互リンクをさせていただき、なんと言って良いのか。
兄上でその他はおまかせだったので、好き勝手にやらせていただきました。
色々吐き出せてスッキリです。
とどのつまり、私はこんなことを兄上にしたいというだけなんです。
はい、願望垂れ流し状態ですね。
一応自覚しています。
とにかく、相互リンクありがとうございました
みんと 様の素敵サイト れいじ。
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