ダーリンは芸能人
□夏輝〜Music!!!!!!!〜
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「ごめん無理。俺・・・もう我慢出来ない」
付き合って3ヶ月目のデートの日、付き合ってることを公にしていない私達は行く宛がなくて・・・夏輝さんの家で二人きり、まったり過ごしていた。
時間も遅くなり、そろそろ帰ろうかとソファから立ち上がった瞬間、夏輝さんに腕を掴まれた。
「でも、家に帰らないと・・・あの、夏輝さん?」
「ダメって言ったら、どうする?」
本当にもう、我慢の限界だった。
散々悩んで、やっと気持ちを告げられたのに、なかなか会えなくて・・・やっと会えた知世ちゃんは、可愛い反応ばっかりするし、このまま、また明日ね、と言う方がどうかしている。
シャワーを浴びて戻ってきたら、先にシャワーを浴びた知世ちゃんが、ソファに固まって座っていた。
「緊張してる?」
「あ、夏輝さん・・・ちょっとだけ、緊張してます」
恥ずかしそうに、知世ちゃんは俯いた。
「・・・大丈夫・・・」
そう言って、俺は知世ちゃんの首筋に唇を這わせる。
「っ!」
反応して、体に力が入ったのが分かる。
今度は唇にチュっと音がするような軽いキスをして、知世ちゃんを抱き上げた。