novel2

□大人は昔の自分を忘れてしまう生き物さ
1ページ/4ページ

『皆様こんにちは!今日の新婚さんは、東京都にお住まいの忍足侑士さん、妻の景吾さんで〜す』
「こんにちは、よろしゅう頼んます」
「チッ、なんで俺様が…」

『旦那様のお仕事はお医者さん、奥様はなんと、あの有名な跡部財閥の後継ぎなんですね!お二人の出会いは?』
「中1の部活ん時やな。テニス部で跡部が先輩らを片っ端から倒しまくってる姿に一目惚れしたんや」
「その後にコイツと試合して、見事俺様の目に敵ったって訳だ」

『お互いの第一印象は?』
「めっちゃ可愛え天使みたい」
「胡散臭い眼鏡」
「酷っ!」

『そうなんですか〜、旦那様は奥さまのどんなトコロがお好きなんですか?』
「全部やけど、特に綺麗な足やな」
「…お前昔から足フェチだったよな」
『奥様は?』
「声は気に入ってる」
「声だけかいな!」

『逆に嫌いなところはありますか?』
「ないなあ」
「…エロいところ」
「なっ!?若いんやししゃあないやろ」
『興味深いですね!後ほど詳しく聞かせて頂きましょう』
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ