novel
□そんな未来想像することさえ楽しい
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今日は跡部と両思いになってからの初デートや。
街中で待ち合わせとか新鮮やな。
なんや楽しみ過ぎて昨日はよう眠れんかった。
早う目覚めてしもたから、約束の一時間前から待っとるんやけど、逆ナン多いから苛々するわ。
「ちょっとさ〜、ウチらとカラオケでも行かない?さっきからずっと見てるけど、暇なんでしょ〜?」
また来た。
「俺、今からデートなんよ。ほっとい「邪魔だメス猫!」
「!?」
いきなりの登場。
お嬢さん方ポカーンとしとるわ。
胸元の開いたシャツに白のトレンチに黒のレザーパンツ。
格好ええな。
「跡部」
「待たせたな、行くぞ」
颯爽と連れ去られてしもた。
堪忍な…メス猫さん達。
ほな、デートの始まりや。