魔王のかまぼこ

□第38話
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『・・・胃がキリキリする・・・』


「・・・オレもだ」



第38話
夏のおわりに?宿題やってない!!



どうもこんにちは・・・湊です
今くそ暑い中、古市に連れられ男鹿とベル坊と公園に来ています
もう夏も終わりかけなのにあっちこっちでセミが鳴いてます


・・・暑苦しいんだけど、オレたちは今ちょっと涼しいです
冷や汗のせいでね
ベンチに座ってたオレ達の間には会話がない・・・つかできない
どーするよ、と考えてると古市が話しかけてきた


「・・・・・・また・・・やっちまったのか・・・」


「『あぁ・・・』」


「「『・・・・・・』」」


そう言った後三人で頭を抱えた
そして古市が壊れた


「あぁ、じゃねーよ
お前ら何したかわかってんの?ん?何したのかわかってんの?
言ってみ?ほらっ!!言ってみそっ!!!!」


「・・・・・・東条を・・・倒しました」


『・・・・・・それを・・・見てました』


「・・・その・・・


次だぁーーーーーーっ!!!」


男鹿をゆすっていた古市だったがオレ達の言葉を聞いた後
興奮しすぎたのかオレと男鹿とベル坊の座ったベンチを持ち上げ走り出した


「男鹿の雪辱戦なんてどーでもいーんだよ!!
勝とーが負けよーが知ったこっちゃねーよ!!オレが聞ーてんのはその後だっ!!」


「ひぃっ!」


「東条倒して石矢魔統一だかなんだか知らんがなぁ・・・
まだ1年の夏休みだぞ!?入学して半年もたってねーよ!
それをお前らいきなりわけのわからん一撃で全部コナゴナってどういう事だぁっ!!!!
校舎全壊ってどういう事だーーーっ!!!


どーすんの!?ねぇ、これからオレ達どーすんのよ!!」


「心配するな古市」


興奮のあまりオレ達の座ってたいすを地面に投げつけぶっ壊し
それでもまだどーすんの!?といってる古市にオレと男鹿とベル坊は
グッと親指を立てて一言


「『もともと石矢魔統一なんて興味ねーぜ』」


「してねーよそんな心配!!この先行く学校がなくなってどーすんだっつってんだ!!」


一言が気に障ったのか余計やかましくなった古市だった

 
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