魔王のかまぼこ
□第37話
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そいつらはオレの憧れだった
はきだめの様な街で
はきだめの様な人間に囲まれてオレは育った
「ククットラ、あんまり大人をナメんじゃねーぞ
店の金にまで手ぇつけやがって・・・あ゛ぁ!!」
「・・・だからオレじゃねぇーって・・・!!」
力がものをいう世界
弱い者は踏みつけられる
だからオレは強くなりたいと願ったんだ
「ガキ相手にみっともねーな」
『オレのトラちゃんいじめてんじゃねーよカス』
「あ?」
そいつらみたいに
第37話
石矢魔最強になりました
「「「・・・・・・・・・っ!!」」」
『終わったか・・・』
「・・・や、やった・・・?」
「・・・男鹿が・・・東条を・・・」
「ついに石矢魔のてっぺんをやりやがったぁぁっっっ!!!」
いろんな人が見守る中、男鹿は東条にバックドロップを決め
東条を倒したのだった、そして東条は疲れ切りながらも問う
「何故だ・・・赤ん坊や湊と言葉を交わし
あの紋様が消えてからお前の拳が急に重くなった・・・」
「・・・・・・」
「そんなはずはねぇ・・・あれは・・・最強の証だ!!
・・・・・
消えてから強くなるなんてありえねぇ・・・」
『東条・・・』
「・・・何言ってんだか知らねーが・・・
オレはあいつらに負けねーって約束した、それだけだ」
「約束・・・」
そう言った男鹿を見たあと東条は何かを思い出したかのように呟いた
それと同時にオレも昔の事を思い出した