魔王のかまぼこ

□第30話
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『ったく、何でオレがゴミだししなきゃならね・・・


城山さん?』


「ん?成瀬か・・・男鹿はいるか?」


『今風呂入ってるけど?』


「・・・行ってくる」


『え、ちょっと!おーい!』


どうせ近所だしと思いタンクトップと短パンで外に出た
そしたら何故か家の前に城山さんがいて話してると
オレを置いてずんずん庭を歩いていってしまった
きっと男鹿がいるだろう風呂場の窓の方に行ったんだろうと思ってオレも追いかけた


「いつつ、くそっえれー目にあったぜあのラミアとかいうクソガキ
東条んとこ行く前にくせーからシャワー浴びようと思って帰っただけなのに・・・」


男鹿が撃たれた額を指で押さえながらブツブツと文句を言ってると
外から物音がした


「誰かいんのか?


(はーん、さてはさっきのクソガキだな?
思いっきりケツ叩いてやったら


「サイテー!セクハラ男!!憶えてなさいよっ!!」


とか言ってピーピー泣いて湊に抱きついてたしな・・・羨ましい((
しゃらくせぇっ)
おらっこそついてんじゃねーぞクソガキ!!そこで何してる!!」


『うわぁ!!男鹿、何でこのタイミングで!?』


いきなり窓が開いて城山さんは驚いてて
オレは男鹿の格好が色っぽ過ぎてきっと真っ赤になってると思う
そして男鹿はオレと城山さんを見て変な顔をした


「ずい分と、変な嫌がらせをするじゃないかラミア
つか湊、顔赤すぎだろ・・・風邪か?」


「え?いやオレ城山!!」


『なんでもない・・・きにすんな』



第30話
仲間に入れて?いいんじゃない?



そしてあの後男鹿は風呂から上がり
オレは頬の熱が引くの待って上着を取って戻ると同時にオレと城山さんのまえに現れた
話を聞くと城山さんはオレ達に着てほしいそうだ


「すまん、インターホンを押そうと思ったんだが
時間が時間だからな、さすがに家族を起こすのはまずいと思ってな
どーしたものかと悩んでいたら成瀬が家から出てきて
話を聞くとお前がフロに入ってると聞いてとりあえず・・・」


「きもちわりー奴だな・・・つかなんでオレん家知ってんだよ」


『城山さん城山さん!おんぶしてくれ!』


「え、あぁ・・・」


「湊!?何言ってんだよ、おんぶぐらいオレが・・・」


『男鹿は身長かわらねぇからやだ、城山さんぐらいの視線で町が見たいんだよ!』


「・・・わかった」


その後オレはすぐにおんぶしてもらい、男鹿と城山さんの話を聞いていた


「大体なんの用だ?東条がらみ話があるとか」


『一体どこ行くんだよ?』


「・・・・・・とにかくついてこい」


「おいっまてこらっ答えろや!

っだよ、ちきしょー」


城山さんが言わないと空気で分かったのか
男鹿はあきらめたようだ、そして少し前に時間は戻る
東条に会いに行った神崎と姫川の二人は会う事に成功した

 
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