魔王のかまぼこ

□第29話
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『今日も色々大変だな』


「あぁ、そうだな・・・」


『「はぁ」』



第29話
何考えてんだ!?オレにもわかんない



「話はまとまったようですね


では、始めましょうか」


「『ん?』」


「うむ、ではやってくれ」


「はぁっ!?」


『状況がよくわかんねー』


ども、湊です
今何故かラミアちゃんが銃を持ってて
ヒルダさんが男鹿を取り押さえてる・・・え、男鹿死ぬんじゃね?


「ちょっ・・・まてまて始めるって何を・・・!
ってかお前何持ってんだそれ・・・!!おいっ!!」


「うるさい黙れ」


『わぁー・・・さすが悪魔、鬼畜だ』


「感心してる場合かぁあああ!!」


助けろや!!と怒鳴る男鹿を無視してるが
本気で殺すんじゃんなかろうかとちょっと不安だ
だってラミアちゃん銃の標準男鹿の額に合わせてふんぞり返ってるし


「案ずるなただのショック療法だ
坊ちゃまと貴様のリンクをつなぎ直す為のな」


『マジか、じゃあ頑張ってこいよ男鹿!』


「あぁ!?ふざけんなよ!!誰がベル坊を取り戻すって言った!!
んなもんどーでもいいんだよ!!オレはただ東条のやろうぶっとばしたいだけ・・・」


ゴツン


「黙れっての」


パンと乾いた音と一緒に男鹿は仰向けに倒れた
あらら、もろ額に当たったよ・・・大丈夫かな?


「ウロボロスの骨から作った霊薬を撃ちこみました
魔王の親を成長させるためにはこれが一番です
薬によってループ状に固定された精神世界
今彼はその中にいます
そこから脱出するにはベルゼ様とのリンクを修復するしかない」


「うむ、一歩間違えばもどってこれなくなる危険なかけだ」


「戻ってこれないというと・・・」


『つまり・・・』


「はい、死にます」


「・・・・・・」


とても可愛い笑顔で言い切ったラミアちゃん
そんなに男鹿が嫌いか、えーなんて苦笑いしてると
次はオレに銃が向けられた


「あなたにはあの男のサポートをしてきてもらうわ
あいつは死んでほしいけど、ベルゼ様が困るからね」


『え、・・・マジで?』


「「まじで」」


そうフォルカス先生とラミアちゃんが言ったのを最後に
オレの目の前は真っ暗になった
そして気付くとめちゃくちゃファンシーなところにいた


「・・・な、なんだ・・・?ここ」


『あ、男鹿発見ー』


「湊!お前もいたのか」


『おう、しっかしここはどこだよ?』


「心の中だよ男鹿のな」


『「うおっ古市、ってムキムキ!?」』


男鹿と合流して話してるとやたらムキムキになった古市が居た
何故パン一?寒くね?

 
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