魔王のかまぼこ

□第28話
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「坊ちゃまの症状は私には判断がつかんのでな
やはり専門の者を連れてくる事にしたのだ
粗相のないよう気をつけろ
魔界でも高名な医者だ」


「ムー」


「(医者?こいつが・・・?)Lv,1で倒せそーだぞ?」


「何をしている早く入りなさい
まったく、こんなせまい所でベルゼ様を育てていたのね
あきれちゃった」


「んぁ?誰?」



第28話
医者が来ました?可愛いのと変なのが



「おいおいおいおい・・・医者ってまさか・・・
このガキの事かよ?えらい小っせーぞ
小4ってとこか・・・
つーかこいつも悪魔?迷子の子とかじゃねーの?」


「・・・・・・・・・」


軽く背を曲げ女の子の背を手であらわす
それを見た女の子は最初は無言だったが怒り


「無礼者っ!!!」


と言って男の大事なところを蹴り上げた
メリッと蹴り上げた((


「の゛っ!!」


「ふーんなるほどね
あんたが男鹿辰巳?噂どーり使えなさそうな男・・・
成瀬ってのも期待できそーにないわね」


「きーた、東条より重い一撃・・・」


そう言って男鹿は腕を組んで仁王立ちしている女の子の前に
両膝をつき蹴られた場所を押さえていた・・・そして声も震えていた


「クソガキ・・・てめぇいきなりなんて事しやがる・・・!!」


「おまけに貧乏くさい、一緒に暮らしてるヒルダ姉様がかわいそう
あとなんか生ぐさい」


「まァそういうなラミア、生ぐさいのは川に落ちたからだ」


鼻を押さえて男鹿から距離をとるラミアにヒルダは
生ぐさいのところは否定するが他は否定しなかった


「ぶっ殺す!!」



「大体大魔王様も大魔王様よ」


「このっ!」


「人間なんかに魔王の親が務まるわけないじゃない
医者の立場から言わせてもらえば」


「ぬおっ!」


「今回の事は目に見えてた事よ、フフン遅い遅い」


ヒョイヒョイと男鹿から逃げるラミアだったが
後ろからぬっとあのよく分からないムーと言っていた物体が現れた
そして殴った


「少し黙れ」


「ぎゃんっ!」


『だー!うっせーぞ!ここは幼稚か!!』


「!?」


「湊!」


ラミアが殴られると同時に部屋のドアが開き
ボロボロドロドロの湊が部屋に入ってきたのでした


それから落ち着くまで少したち、何故かヒルダさんが
オレの手当てをしてくれた・・・なんでだろ
まぁそのあとあんまりにもドロドロだったから風呂入って男鹿の部屋に行った


「コホン、改めて紹介しよう宮廷薬師フォルカス・ラフマニノフ先生と」


 ・・
「もとね」


「その助手のラミアだ」


「よっ」


「(やっぱこっちが医者か・・・ったくてめーもまぎらわしいんだよボケが)
・・・・・・最初にしゃべれや
(つーかこのキャラもどーなの?ねーだろデザイン的に・・・)
てきとーか」


「・・・てきとーじゃ、ないっ!」


「うおっ・・・しかも心読みやがる!」


「読んでないっ!!」


『男鹿、声に出てるんだよ・・・』


馬鹿だなーと思いつつ苦笑いしてると
フォルカスとかいう医者は顔の影を深くさせ言った

 
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