魔王のかまぼこ

□第25話
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「東条・・・?東条っつったか?・・・・・・今」


「おぉっ!!立つの?立っちゃうの!?いいねいいね!!
そーこなくっちゃつまんねーよなぁ男鹿くん」



第25話
きれいさっぱり?その方が気持ちいいよね



「・・・っと!ははっあぶねっ
悪くないが・・・まだまだ」


そういい、いきなり仕掛けてきた男・・・相沢は身を低くして
男鹿に突っ込む、しかし男鹿はゴミ袋を投げる


「おおっ」


そして相沢がゴミ袋を片手でどけた瞬間男鹿が回し蹴りを繰り出す


「うはっ」


「!!」


だが避けられてしまった


「おわりか?」


「(こいつ・・・強え・・・!!)」


男鹿の懐に入りパンチを繰り出す相沢、それが当たりそうになったところで
彼の携帯がなった


「あいよ相沢、まいど・・・はい」


「・・・」


「はい、どええっまじっすか!!
了解!すぐいきます!


悪いな急用が入っちまった、また今度遊ぼーぜ」


「・・・・・・待てよ・・・てめぇ、東条の何なんだ・・・?」


「手下その1ってとこかな、じゃまたね」


そう言って相沢はどこかえ行ってしまった
残された男鹿は手に汗を握り少しの間立ち尽くし家に帰ったのだった


「ただいまーっと」


「あらたつみ、ヒルダちゃんは一緒じゃないの?」


「あん?」


「お醤油買ってきて貰おうと思ったんだけどさー
湊ちゃんは寝てるし、おかしいわねーどこ行ったのかしら・・・」


美咲の言葉に少し考えた男鹿だったが気にせず2階に上がり部屋に入った
そこには顔を赤くしたまま眠るベル坊と乾いたタオルを握ったまま寝ている湊がいた


「・・・あのやろう・・・ベル坊湊に任せてどこいきやがった


ったく、あんなに大騒ぎしてたくせによ」


そういいながらもベル坊のタオルをかえ続けたのだった
そして夜中になりさすがに男鹿も疲れたのかベル坊の横で眠っていた
そんな夜中にベル坊は目を覚まし湊を起こした


「アー」


『ん、あ・・・ごめんベル坊タオルかえようか』


「ウーア」


『違うのか?・・・外に行きたいとか?』


「オー」


『そっか、んじゃ行こうか』


ベル坊を抱き上げ湊は自分の上着をベル坊にかけて
夜の街を歩き出した・・・しかし、どこに行こうか考えてるうちに
ベル坊がねむり、どうしたもんかと考えてるとゴミ置き場に着いた


湊は眠くなったし朝誰かが起こしてくれるだろうと思いながらそこで眠りについた


 
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