魔王のかまぼこ

□第22話
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『夏ってバカが多くなる季節でもあるよな』


「え、そうか?」


『おう、ナンパ野郎が増えるだろ』


「なるほど・・・」



第22話
なかなか男じゃない?確かにそうかも?



「いやーアツイっすねー先パイ、頭冷えました?」


『フッ、フフッ傑作だ・・・!』


「てめぇこら古市!!」


「何だそりゃ!?ぶっ殺されてーのか!?あ゛ぁ!」


「待てよ」


ジュースぶっかけ事件によって下っ端が文句言ってくる
でも高島とか言う奴は薄ら笑いを浮かべてる・・・
雑魚よりは顔がいいと思う((



「高島さん・・・」


「変わってねーなぁ古市、女の前ですぐかっこつけるそのクセ
てめぇそれで痛い目にあった事、まさか忘れたわけじゃねーだろーな?


ククッケッサクだったよなーあん時のお前・・・」


「・・・」


んー・・・オレがいないときの出来事なのかな?
全然わからないもの・・・ってことでそこだけナレーションさんに任せます


ということで回想しますよ!((
中学の頃高島たちを怒らせた古市は彼女の前で
ボコられ、土下座させられたらしい


ふむふむ、なるほど・・・まったく外道だなー
と思いつつじーっと見てると古市が高島をこしょばした


「ブッ、ブハハハハハハハ!ちょっ・・・やめっやめろっておい!!」


やるな古市!と感心してると高島が古市の首に回したタオルを掴んだ手を
笑いすぎて緩めた、すると古市がチャンスと思ったのか
高島に頭突きをしたそして高島は仰向けに倒れテーブルをひっくり返した


『あー焼きそばが・・・』


「・・・なっ正気かお前・・・!!」


「弱ぇくせに何いきがってんだ!!」

「男鹿と成瀬がいなけりゃてめーなんざいつでもボコれんだぞ!!」


『え、オレここにいるけど?』


「「はっ!?」」


『ん?だから、オレが成瀬だけど?』


「「「はぁぁあ!?」」」


分かってなかったの?と首をかしげるとブンブン首を縦に振る
なんでだよーなんて思いつつも古市を見る


「そーっすねー、オレマジ弱いっすから
(いってー・・・頭突きいてーよこれ・・・)
逃げます」


『マジか、頑張れよ』


「おう、アデュー」


「なっ待てこらっ!!」


ぴょんっとプールに〇リオ飛びではいる古市を下っ端が止めるが
待つわけがなく古市は人がごった返す中もぐっていった


「・・・・・・・・・・・っ!」


「くっ・・・何をしてる!!追えっ!追えーーーっ!!」


「お・・・おう」


「絶対逃がすなよっ!」


『あはは・・・古市も成長したなー』


「やきそばっ」


「ふぅん、なかなかいい男じゃない」


『そうだろー?あ、これ焼きそば代なー


んじゃ、また会う日まで』


高島達が行ったあと千秋さんと寧々さんに焼きそば代を渡し
古市を見つけるためその場をあとにした
それにしても人が多いな・・・とりあえず水の中に入るが生ぬるい((
 
 
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