魔王のかまぼこ

□第20話
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「でよー」


「ハハハすげーな」


キィ


話しながらトイレへ入ろうとした二人より先に扉が開き
中から夏目が出てきた


「・・・・・・」


「「(・・・な、夏目)」」


「あースッキリ」


「びびったー」

そしてにこやかな笑みを浮かべながら去る夏目を見送った後
男達が視線を中に戻すとそこには


「「!!」」


「これは・・・エ・・・MK5!!」

ボロボロにやられたMK5の姿があり
二人は絶句するのだった


「さてと、男鹿ちゃん達の方はどーなったかな?」



第20話
負け?そうなのか



「・・・なにを・・・してくれてんのよこのボケがぁぁっっっ!!!」


「(おお!?)」


『(汚い顔だなー・・・)』


「てゆーか何なのあんた達!?
成瀬なんかさっきまでボロボロだったクセに!
空気読みなさいよっ!!あんた達の出番はもう終わりなの!!
こっから先は女王対決でしょ!?そーゆー流れなの!!
わっかんないかなぁ!?あーもうっ!!本当信じらんない!!
私の美しい顔をよくも・・・・!絶対ぶっ殺すから!」


めこっ


ども、湊ですギャーギャー騒ぐオカマをオレと男鹿で地面に埋めてます
ちょっと楽しくてニヤつきます((


「うーん何言ってんだ?このオカマ」


『さぁ?うざい奴の声なんか聞きたくねぇし・・・つかシねだし』


「ちょっとおおお!ひどいじゃないのっ!!
あんた達悪魔!?さっきから乙女の顔を容赦なくガンガンと・・・!」


めこっ


「タフなヤローだな」


『オカマだからだろ』


「ごらぁぁああっっ!!まだ人が話してる途中でしょー!!
てゆーかさっきからその赤ん坊の顔がムカつくんですけど・・・!!」


「うるせー」


『ベル坊をそんな汚い顔で見てるんじゃねーよ』


めこっ


「あの・・・もうそのへんで・・・」


ガンガンと頭や背中を蹴ると邦枝さんが同情したのか止めようとする
こんな奴に同情しなくていいのに、と思いつつ
腰あたりまでオカマを埋めた


「ふーやっと静かになったね」


『アハハ、いい気味だシね』


「・・・・・・・・・」


「ウィーッ!」

「おっベル坊も機嫌なおしたか
よしよしちょっと血ぃ流したくらいでもう泣くんじゃねーぞ?」


『心配は嬉しいけどな』


「ダッ!」


よしよしと頭を撫でてから邦枝さんに向き直る


「さて、と・・・じゃ続きをやろーか?」


『いつでもいいぞー』


「・・・私の負けよ」


『「あん?」』


いきなりの事にちょっとポカンとする
よくわからんが勝ったらしい


「・・・いえ、そうじゃないわ
ごめんなさい私・・・何て言ったらいいか・・・」


「そうか!!じゃあはい!!」


『あんたなら大丈夫そうだな』


「は・・・?はいって・・・?」


「あん?だってお前の攻撃に耐えきったらこいつの事もらってくれるんだろ?」


喜ぶオレ達をよそに邦枝さんと寧々さん?は驚いてる
何故だ
 
 
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