魔王のかまぼこ

□第9話
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「男鹿・・・」


「・・・だよな?」


「今・・・おっさんの中から・・・」


「みせるねぇいい登場だ、マジシャンにでもなるつもりか?」


「あぁ、男鹿くんのびっくりイリュージョンの始まりだ


全員消します」




第9話
男は・・・なんですか?



「いくらだ?」


「あ?」


「お前と成瀬いくらでオレの下につく?」


『え、オレもかよ』


「あぁ、悪い話じゃねーぜ?オレはお前らの事かってんだ
どうやったか知らねーがさっきのマジックも
普通半日は動けなくなる薬をもろともしない丈夫さも対したもんだ


望む報酬を用意しよう
オレとお前と成瀬が組みゃ石矢魔統一なんてわけねぇんだからな」


「つーか、誰だ?てめー」


『わかるぞ男鹿、オレも苗字以外知らん』


椅子にえらそうに座る姫川を見て
コキと首の骨を鳴らす男鹿に同意しゆっくり立ち上がると
古市が小さく噴出し下っ端1.2みたいなのがよってきた


「オラァッ!!すっとぼけてんじゃねーぞダボが!!」


「石矢魔住んで姫川さん知らねーわけねーだろ!」


「東邦神姫だ東邦神姫!!姫川財閥の御曹子様だよ!!」


んー、とってもうざい・・・近よるなって感じだ
と思いつつ男鹿が一人蹴り上げたのでオレはもう一人のほうを蹴り上げ天井に刺す


「『知らねーよ』」


『つかダボって何?鳴き声?可愛くねーぞ?』


「(ククッ・・・すげーなおい、確かにこりゃ神崎なんてめじゃねーわ
ますます欲しいね)いいだろう」


「姫川さん」


「相手してやるよコゾー共、オレに勝ったら人質ははなしてやる
ただし負けた時は成瀬共々大人しく下についてもらうぜ」


ス・・と椅子から立ち言う姫川、オレコゾーじゃないんだけどな


「・・・・・・いいのかよ?せっかくの人質をそんなに簡単にはなして」


『うんうん、普通命がおしくば動くなとかやんじゃねーの?』


「ククッそんなもんはサンシタのやる事だオレには必要ねぇよ
そいつらはてめーをここにこうして呼び出す為だけのコマだ
それ以上の価値なんてねーよ」


ズイとよってそう言った姫川に古市も男鹿もキレていた
まぁとりあえず姫川は男鹿がやるだろうからオレは雑魚やっとこう、うん
そう思い男鹿から離れ雑魚を一人ずつ埋めていく


「(クク頭にきたか?そらこいよ、ここだここ)」


するとゴキンと金属を殴ったような音がして振り向くとなんか姫川がぶっ飛んでた


「(ビンゴ!!てめーがなぐったのは厚さ8oのセラミック板だ
コレでもうその拳は使い物にならね・・・え・・・?)ぐふっ・・・!」


「立てよ、腹になんか仕込んでんだろ?」


「(ゼブルスペルが鳴動している・・・)」


「く・・・くくっいいね、最高だよお前!!」


そう言った姫川が後ろに手をやり何かを男鹿に振りかざした
のでとりあえず間に入り腕で受け止める


「はっ!(ばかが!受けとめやがった!!特注120万Vのスタンバトンだ!!)」


バチッ


「!!」


「湊!!」


一瞬当たりが光で見えなくなったがベル坊のより全然弱い
なんか逆に


「でたーっ!!姫川さんのデビルズショック!!」


「大の大人でも半日は意識がぶっ飛ぶぜ!!」


『ごめん、解説ありがたいけどベル坊の夜泣きの方が全然痛い
つかむしろ痒い』


「おいおい」


「なっ嘘だろ!?」


「あんま無茶すんなよ」


『おう、わりぃな・・・でもおかげで紐焼けてなくなったし』


驚く姫川を残しオレは一歩下がる、ここからはオレが出張るわけにはいかん
やるなら一緒にだよな!((
 
 
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