魔王のかまぼこ

□第3話
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「はい全滅ううぅぅ!」


『ん・・・?なんか男鹿が騒いでるな』


「気にするな、どうせどうでもいい事だ」


『それもそうだな』



第3話
強くて凶悪でクソヤロー?男鹿だろ



あの後オレとヒルダさんは何事もなかったかのように
朝ごはんを食っていると
男鹿がドタドタと降りてきて夢での出来事を話し出す


「そうか、正夢になるように頑張れ」


『ふーん・・・まぁそんなこともあるって』


と軽く流して朝ごはんを吸い込むように食べる
そんなオレに男鹿はイラついたのか
アイアンクローをしてきたのでとりあえず頭突きしておいた((
あれから男鹿も飯を食べ玄関で靴を履いている


「おい、聞いているのか?」


「聞ーてるよ食事は一日5回だろ?」


「そうだここに3回分ある忘れるなよ」


「けってめーの乳でもしぼったか?」


『男鹿・・・セクハラは訴えられるぞっ!』


なんてオレは冗談めかしにでもきつめに靴をはいてる男鹿の頭を叩いて
ヒルダさんは男鹿のおばさんのハイヒールを男鹿の頭に刺した


「「・・・・・・!;」」


「王族専用の粉ミルクだ、また学校とやらに行くのであろう?
半日は戻ってこんのなら貴様か湊がやるしかあるまい


それとも私も一緒に行ってやろーか?」


「ばかやろうオレ達に任せろよ」


『そうだぞ、あそこはあぶねーし
ヒルダさんは美人だから狙われるに決まってる』


「そうか・・・?、!」


うんうん、うなずきながら言うとヒルダさんは不思議そうにしたあと
何かに気付きさっと後ろに下がった


「あん?」


『・・・まさか』


「ヴー」


ないでしょ、とベル坊を見れば
男鹿の頭から流れた血を見て泣きそうでした



「ビェエエエエエン!!!」


「どばぁっっっ!!」


『びゃぁっっっ!!』


訂正、泣いていました
朝一番のこの電撃は痛い・・・その内皮膚破けて血が流れそう
あれ、そうなるとまた泣くじゃん・・・無限ループ!!(((
なんてあほな事考えながら学校の屋上目指してるあいだに5回泣かれ
計6回電撃を浴びたオレと男鹿は焦げこげ・・・焼けた音が聞こえるよ・・・・


「で、一応聞いとくけど大丈夫か?」


「大丈夫に見えるか?」


『今日だけで6回だぞ・・・そろそろ爆発すんじゃね?』


「・・・・・・(つーか男鹿と湊じゃなかったら死んでるよな・・・)」


「・・・やべぇぞ古市・・・このままじゃまじであの夢の様になる・・・
死ぬ・・・確実にオレ死ぬ・・・っっなんとかしなければ!」


「夢?」


『まだ言ってんのか?ただの悪夢だ気にすんな』


「そう・・・恐ろしい悪夢だ・・・」


やべぇよやらホント死ぬ、などなどいいつつ古市に朝の悪夢を話し出す男鹿
そんなの気にするよりも今は極力泣かせないようにするってゆー考えはないのか?
はぁ、と脱力しながら足にベル坊を置き頬を軽くつついて遊んでみる
結構弾力あって気持ちい((


『ベル坊はかわいいなー』


「ダーブ!」


『ん?可愛いはいやか・・・ならカッコイイな』


「アイ!」


当然!ってカンジで手を腰に当て胸を張る姿はやっぱ可愛い
でもカッコイイがいいんだよな、覚えとこう・・((
とかいろいろ考えてるうちに古市たちは話し終わったらしい


 
 
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