魔王のかまぼこ

□第2話
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『・・・眠い、学校だりぃ』


「いいからぐだぐだ言ってねーで行くぞ
まぁベル坊の電撃くらいたいなら別だけど?」


『よっしゃ行くぞ!めっちゃ元気でたー!!』


「最初っからそう言えよ」


「ダーブ・・・」



第2話
子連れ番長始めました?冷やし中華みたいだな



―ここは県下最凶
ヤンキー率120%と呼ばれる不良校


石矢魔高校



「おい見ろ」


「男鹿だ・・・それに成瀬もいるぜ」


「オガ・・・ナルセ・・・」


「あの伝説の・・・
硬中のデーモンアバレオーガと同じく
硬中の夜叉・・・」


「今日はいつにもましてキゲン悪そーだ」


「しっ、聞こえるぞ」


どうも湊です((
冒頭でもわかるとおりここは不良がわんさかいる石矢魔高校
そこで色々オレ達も有名なわけで周りの雑魚たちが騒ぎ出す
まったく黙って欲しい・・・寝不足なんだしさ
男鹿もそう思ってるのかヒソヒソと話していた連中を睨み黙らせる


さっすが・・・悪人面ってこーゆー時役に立つんだな((
しかしそんな中でもっとバカで死ねばいい奴ら2人組がしゃしゃりでてきた


「よう男鹿、成瀬」


「へへってめーら調子こいてんじゃねーぞ?
今日は殺す」


『・・・鬱陶しいな、俺やる?』


「いい・・・」


そういい男鹿は超不機嫌な顔をしながら
ポケットに入れていた手を動かす、それにまた騒ぐ2人組


「ひっ!」


「刃物かっ!?バカっ、それは校則違反だぞ!!」


『いや、校則よりまず法律に引っかかるよ』


がらりん


「「(ガ・・・ガラガラ・・・!?)」」


「OH」


「KUMACHAN」


『何でほのぼの?』


ガラガラを見せるとほのぼのとした顔になった男たち
そいつらの顔に容赦なくガラガラを叩き付け吹っ飛ばす男鹿
んー容赦ない


「「(・・・な・・・何故にガラガラ・・・!?)」」


「―ったく、ベル坊が起きちまったらどーすんだ


湊も行くぞー」


「アブ・・・」


『おーぅ、安心しろぐっすり寝てらっしゃるからさ』


「そっか、まず古市探さなきゃな」


『中庭とかにいんじゃねーの?』


「確かに・・・じゃ行くか」


一通り話したあと、男鹿の背にいるベル坊を見て
呆けている不良たちを残し、ガラガラを揺らしながら中庭へ向かったのでした

 
 
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