詩 う 声

▼書込み 

08/31(Fri) 00:50
月に馳せる


夜の闇に張り付いた貴女の輪郭は、冷たい鋭さを湛え

その蒼白い光で、わたしの瞳孔を射抜く

もっと深くまで、この眼を刺して
すべて狂うまで、心を壊して

喉元までせり上がった悲鳴のように、貴女へ届けとわたしは叫ぶ

今さらもう遅いのか
その光から眼を反らして逃げたわたしを
きっともう二度と、優しく抱いてはくれない

貴女から伸びる見えない腕を、幼い心で待ちわびた

あの日のように透明なわたしは、もう何処にも居ないから

いつからか歪んだ心で見つめた夜空は
わたしを責める貴女を見せて
「終わりはないよ」と
冷たく笑っていた

☆の付いている部分は必須項目です。

名前

題名

メッセージ
1,000文字まで

あなたのフォレストID

あなたのパスワード

リンク

削除pass

文字の色



アイコン


投稿規約をご確認のうえ、同意する

※投稿規約をお読み頂き「同意する」にチェック入れて送信して下さい



[戻る]



©フォレストページ