【短編集】
□夏祭り
3ページ/10ページ
”死の森”
ナルト達が
探し出してから数時間
トントンは見つからない。
「なーなーヤマト隊長〜」
「なんだいナルト?」
「俺ってば腹減った…」
薄暗い森のため
時刻が分かりにくいが
今は昼過ぎくらいだろう
「あぁそうかお昼食べてなかったな
じゃぁ休憩がてら昼にしよう」
「やった〜♪」
木の木陰で乾パンと
冷えたお握りを頬張るナルト
「あ”〜任務がなきゃぁ〜
今頃焼きそばにりんご飴だろ〜
美味しいものたくさん食べてるのにぃー」
モゴモゴ食べながら
夏祭りで売られてるであろう
食べ物達を想像してしまう
「お前女だろーが…
静かに食えねーのかよ。」
シカマルが注意する
「静かじゃなくて
悪かったってばね〜」
唇を突き出しシカマルに悪態をつく。
「大人しかったらナルトじゃないよね♪」
サイはフォローのつもりだろうが
今のナルトには火に油だ
「だ―――!!
サイテメーやんのかゴルアァ!?」
このやり取りにヤマトは苦笑い
「もう少しお互いの距離を広げて
ライン状に前進しながら探してみようか?」
ヤマトの提案に3人は頷き
任務を再開する。