【金紅の廻間】
□【金紅の廻間・その後編】
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あうん門前
「今日は宜しくなってば♪」
「あぁ」
不機嫌そうな顔をするソイツは
里抜けして戻ってきたサスケだ
最近上忍になり
初めて組むツーマンセル
任務は
隣の里へ行く大名の護衛だ
「なぁ?」
「なに?」
「何かお前・・顔色悪いぞ」
「え?
でも何処も具合悪くないってばよ?」
「それならいいが・・・」
サスケが自分を心配してくれた事に
ちょっと嬉しいな、なんて思ってしまった
シカマルが聞いたらちょっと怒るかな?
ふふっと笑った俺に
サスケの顔が赤く染まる
「何笑ってやがる!」
「何でもないってば♪」
サスケの腕を引き
護衛する大名の屋敷へと向かった。
大名の護衛中
俺の身体はおかしくなった
(っ..はぁ...はぁ...)
軽い眩暈がする
体中から血の気がひき
変な汗が出始めた
「おい!!
どうしたナルト!!」
(あっ..また心配してくれてる...)
心配そうに覗き込む
サスケの顔が近くにあって
ドキッとしたけど
次の瞬間には意識が途切れた・・・