【金紅の廻間】

□B【金紅の廻間・誘惑】
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やるしかない。

ジッパーを下ろし開く
首を支えてやり
両腕を袖から抜いてやる

ズボンも汚れているが悩むシカマル。

何故ならば
上を脱がせた時点で
もうヤバイのだ…

昔のナルトは
オレンジの下には
いつもランニングを着ていた。

しかし今は
キャミソールを着ている
しかも胸を締め付けるアレを
していないのだ…

「…こいつ女の自覚ねーだろッ」

このまま寝かせ
ベッドを汚されるのは
仕方ないと諦めればいい。

諦めればいいのだが…

胸の奥の黒いものが
自分に問いかける

(それでいいのか?)と。

理性と心の中が
ぐちゃぐちゃに混じり合い
シカマルの中で何かが
プツンッ…と切れてしまった。

頭で考えるのをやめた
考えるのをやめてしまえば
悩んでいた全てが嘘のように
したいままに体が動いた。



ズボンを脱がせた



ごくりッ、喉が鳴る
シカマルの目は
自分のベッドの上で
横たわるナルトから
一時も目が離せない。

すらりと伸びる手足
肌の色は白く艶やか
抱き上げた時軽かったのに
バランスよく体に肉がつき
特に二つの膨らみは
寝ていても形を崩さす綺麗だ。

見て終わりにしなければ…
触ってしまったら最後
自分では止められない

何とか理性を働かせ
布団を掛けようとした時だった

「ぅうん」

一言話したかと思えば
スルリとシカマルの腕をとり
ベッドへと引き寄せた

不意に腕を捕まれ
シカマルはバランスを崩し
ナルトがいるベッドへと
吸い込まれるように雪崩れ堕ちる。

ドサリッ…

シカマルの耳に
熱い吐息があたった。
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